Ustreamと超テレビの時代 ~ユーザーライブ中継の威力~
野村総研の山崎氏による、Ustreamなどのインターネットライブ中継の勃興と既存TVメディアの衰退についての考察です。
論旨は幅広く、ライブキャスティングの紹介からTV視聴の新たなあり方、そしてそれらが引き起こす社会的なインパクトに至るまで議論を深めています。
著者の考察については、さすが長年ネットコミュニティの研究調査を行ってきたことからも、非常に厚みのある内容になっています。
惜しむらくは、具体的なイメージによってリアルな現象を感じてほしいという思いが高じて、とにかく数多くの事例を並列的に紹介していることで、結果的に散漫となってしまっているところです。また、高尚な意見提示のために、哲学的な表現を使ったり、婉曲的な言い回しを使ったりしていて、難解な印象を与えてしまっています。
こうした点を除けば、Ustream時代の新たなメディア論という中身は非常に深い内容だと感じます。まだまだこれからどう発展していくかわからない、未知の領域でもあり、先駆者である欧米ですら固まった形がないソーシャルTVという現象について、ユーザーとしてどう関わっていくか、その答えを模索した一冊となっています。
といっても、この分野で後塵を拝している日本においては、まだまだ著者の洞察している事象までは遠く、リアリティがわかないのが実情です。というわけで、残念ながら必読とは言えません。
ラジオCD「ハヤテのごとく!Radio the combat butler」Vol.2
人気があるはずなのにレヴューがないのはなぜ?と思いシリーズ全部書き込みしてみました。
まあドラマCDとは違うので過度な期待は禁物ですが声優お二方の性格がよくでていて良いと思います。まあコアなファンの方は当然購入されていると思いますがそうでないかたも試しにどうぞ。
ザ・インターネット【字幕版】
原題は「ザ・ネット」。サンドラ・ブロック主演のインターネット社会の「落とし穴」を描いたサスペンス・スリラー。キュートな魅力を振りまく導入部の主人公アンジェラ・ベネットはやり手のプログラマー。SOHOなのがいかにも現代的。ところが、一転して・・・・・・・・。素早い展開で見ている人を飽きさせません。第一級のスリラーに仕上がっています。
星を4つにしたのは、パソコンのヘビーユーザーから見て、いくつか「そりゃないよ」という場面があるから。でもそれはそれ。シナリオがしっかりしているので、おすすめの一作ですね。
ザ・インターネット2 [DVD]
同じ表題を付けてるので前作と同じように主人公の個人データが書き換えられたり、データが末梢されたりします。主人公もコンピューターの玄人なので色々と反撃はしますが…。酷評されていますが自分の場合は前作よりも意外と楽しめましたし、ストーリー展開もテンポ良く進みます。コンピューターサスペンスの割にコンピューターの場面が前作より少ないのは確かに残念ですね。今作は映画では珍しくWindowsでした。主人公がデジコラを作成するシーンがありますが、明らかにコラとバレバレだったのが残念。 サスペンスに付きものの、どんでん返しが前作よりも多く、行動や会う人々の一つ一つに意味があります。難しい映画ではなくエンドもスッキリする終わり方なので「映画を見たな」という感じにはなれました。自分は充分に楽しめた作品でした。
エイジ・オブ・ワンダーズ 2 ~魔導師の玉座~ 日本語版
MoMとよくにたシステムです。
私はMoMに近いものをプレイしたくて購入しました。
MoMが「ほとんど何も無いランダム大陸に都市を建設し、自分の魔法帝国を作り上げるゲーム」なら、こちらは「決められた設定の大陸にある都市を制覇するゲーム」といっていいでしょう。
建設出来る施設かMoMよりずっと少なく、内政の奥深さではかなり劣ります。
戦争もモッサリしていています。
戦争だけでなく、全ての操作が練られておらず、2クリックぐらいで済みそうな操作を2クリック&ショートカットキー2回とかさせられるのでテンポ悪い。
っていうかショートカット説明書に載ってないし。
このテンポの悪さがクリア出来たら化ける気はするんですがね。
システム的にはHommとかより奥深いのに、結局テンポの悪さがうざくてプレイしなくなりました。