饗宴 (新潮文庫 (フ-8-2))
現在プラトーン(プラトン)の『饗宴』は岩波文庫の久保訳と新潮文庫の森訳が入手しやすい。実際に書店で見比べてみるのが一番だと思うが多少相違点について述べようと思う。
人名について岩波版ではプラトン(プラトーン)、ソクラテス(ソークラテース)のように長音を省略している。また慣例となっているステパヌス版のページ数がついていない。
教養として読むなら岩波版でもよいかもしれないが研究者の方は新潮文庫版を参照したほうがよいだろう。また『ソクラテスの弁明』も同文庫から出ているので併せて読むといいだろう。
プラトーン・リーダー―歩兵小隊のベトナム戦争
戦争、思想に関して、多くの考え方があるが、
戦場にたってしまい、その状況から抜け出せない
べつに殺しあう気がなくとも、砲弾が飛んでくる...
このような、もっとも過酷で、不条理な状況で、
筆者はチームリーダーとして何を考え、
何を実行してきたかが随所に書かれている。
単なる戦争体験記、およびドキュメンタリーに終始しない。
多くの不条理に対峙していかなければいけない
サラリーマンにこそ読んでいたたきたい本です。
(彼のような部下や上司を期待することなく
自ら実行していただきたい。私自身を含めて)
プラトーン [Blu-ray]
画質は、こんなもんかなレベル。元がクッキリしてないのと、作品的にはこれくらいの画質で良いかも。音はもう少し頑張って欲しかったかな?価格的にもDVDからの買い替えは正解。チャーリー・シーンて今何やってるのかな…。
ソークラテースの弁明・クリトーン・パイドーン (新潮文庫)
ソクラテスの思想、生き方をきわめて感動的に描きだしている作品です。
弁明、クリトン、パイドンともソクラテスの裁判から刑死までの流れの場面でソクラテスが語ったこと、問答が中心となっています。
いかに良く生きるかを追求したソクラテスならではの言葉をプラトンが浮かび上がらせます。
しかしながら、プラトンの著作は簡潔で読みやすいものでありながらも、実際にその真意を知るのはかなりの困難が伴うものであると思います。
表面的に読み飛ばしてしまうようなところにも、深い含意が仕組んであるように思います、まずは翻訳でいいので、その著作を繰り返す読むことが必要だろうと思います。