蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH【初回限定版】 [Blu-ray]
六年前のTVは今も覚えています。昨日は劇場版のBDを見て、あの時の懐かしい感じが戻ってきました。見る前に、すごくBLっぽいと聞きましたけど、見た後は、CP(カップル)なんかどうでもいいと思います。私はただファフナーのあの特別な雰囲気が好きだから、このアニメをずっと心に持っています。CPより、もっと重要なものがあります。友情、信念、大切な人や島を守りたいと言う気持ち。もっとも重要なものは、消えない希望だと思います。どんなに絶望しても、君(大切な人)が居れば、私も絶対、希望を捨てないで、ここに居る/ここに帰る。また感動しました。
そして、六年前より、画面は非常にきれいになりました。さすがBDですね〜しかし、やはり画面より、物語の内容は一番重要だと思います。2012年、ファフナーの新しい物語を期待しています。
シュヴァリエ Vol.1 [DVD]
なんと言えば良いのでしょうか?
作画が絵画レベルなんですよ。
エンディングなんぞ、思いっきり油絵調の絵画なんです。
そして、この作品が最も恐ろしいポイントは、それに全く違和感が無い。
一般的なアニメ作品の作画で「違和感」を感じる事があるとすれば、そのパートがその他に比べ、
極端に優るか極端に劣るか、そのどちらかなんですよ。
そんな油絵絵画がいきなりに画面上に現れても全く違和感がない。
分かりやすく言い換えますと、本編からずっとそのクォリティを維持しているという事なんです。
このありえないまでの作画レベルの高さが私が推させて貰いたいポイントのトップ。
そして、実在の騎士デオンの生涯を真実と虚構を交えて描いた冲方丁のストーリー構成の高さ。
デオンの人生を描いた書籍って割合に多いんですよ。この作品その物のネタバレになるので、
書きませんけど「そういう人生」だったから仕方ない。
しかしながら、そのデオンそのものを内面から描いた作品って見た事無いんですよ。
「そういう人生」に対して世界で一番、許容性がある国って日本らしい。
今日現在でも法律で「そういう人生」を禁止してる国は多数あります。
フランスを舞台にしたフランス人の物語ですが、ある意味「日本らしい」なんじゃないでしょう
かと思っております。
天冥の標Ⅴ: 羊と猿と百掬(ひゃっきく)の銀河 (ハヤカワ文庫JA)
前作でも書いたのですが、今一番楽しみにしているシリーズな上に今回も面白かったのでほめまくりになります。
もしこれまで読んでいる方は、もう私の感想など読まず作品を読んでください。
前作レビューを読むに批判的な意見も多かったようですが、今作を読まないのは惜しいできです。
24世紀の小惑星帯での人間の物語と悠久の時を跨ぐ宇宙の原則とダダーの物語が二本立てで進み、ダダーストーリーを知ることで24世紀の事件が把握できます。
どちらのストーリーも単独で面白く、快調に読み進むことができます。
ダダーのストーリーは内容は壮大ですが語り口が軽快なのですっと内容が入ってきました。
生命の意義に関する作者の考えと思う内容を読ませてもらい、嬉しくなりました。
この作者の他の作品も読んでいて感じるのですが、他人を信じられる人なのだろうと思います。
また24世紀のストーリーは単独で楽しめると共に、これまでに書かれた過去と未来の幾つかが「そうだったのか」と納得できます。
シリーズ全体で言うと、色々と気になっていた事件や布石がある程度まとまりだしたという印象を受けました。
その中でも自分は既刊4作で「ダダーとは」が気になっていたので、今作でかなりすっきりしました。
色々な名作SFへのオマージュなのだろうかと感じた箇所があり、どこも自然に作品の内容に組み込まれています。
スポンジは結構直接だと思いますが。
大シリーズの折り返しに来た訳ですが中だるみも無く、今後も大どんでん返しや驚愕があることを期待しつつ、読み続けていきます。
この正月休みにでも1から読み直して見るつもりです。
天地明察
優秀な作品だと思います。
軽妙で清々しい小説です。
多くの個性的なキャラクターが登場するので、人物像の掘り下げに難があるのは致し方がないでしょう。キャラに陰りや重みが少ない分、軽快でスピーディーな展開が楽しめます。
キャラ造形が軽いとはいえ、この小説には他の数多の娯楽小説を画すアンカーが装備されています。
アンカーとはつまり、この小説の通奏低音たる「”天意の前に仕方なく慎む”を良しとせず、観念=科学でもって天意に挑む」一貫した態度です。
観念を彫琢・開拓する天才関孝和よりも、観念を天から引き摺り下ろし、地面に打ちたてた希代の芸人渋川春海を小説の具として使ったのは「明察」だったと思います。
願わくば、山鹿素行とそのシンパの立場をもっと前面にだしていただければ、アンカーがもう少し重くなったのではと残念です。
主人公は愛らしく素直で実直、出てくる人物は殆ど「いい人」で話の展開が速い、といえば敬遠したくなる読書人もいるでしょうが、まあ読んでみてください。
おもしろいですよ。
マルドゥック・スクランブル 圧縮【期間限定版】 [Blu-ray]
地方在住で劇場には行けずBD発売を楽しみにしてました。
アートブックとパンフレット縮小版もついて親切。ウフコック型USBはイメージとは違いましたがオマケなんでこんなもんでしょうw
原作至上主義の自分は劇場版とても気に入りました。
たいぶ削られたシーンやセリフもありましたが。お気に入りのシーンがなくて少し残念。
でも映画としてあまり長いものは無理だろうし。そのぶん繰り返し見るに耐える圧縮のされ方だと思います。
専門知識は皆無ですが作画も綺麗で丁寧に感じました。
キャストも原作のイメージにピッタリでした。
八嶋さんの演じるウフコックがどんな感じか気になってましたが、TVで拝見する八嶋さんとは違う一面を見れて良かったです。
当方声オタですが、劇団出身の方なのであまり違和感なかったと・・・ウフコック格好良かったです。その辺は好みでしょうか
ミディアムは只の若本さんですw嫌いではありませんがw
燃焼も楽しみです。ヴェロシティも映像化されたらいいなぁ