気まぐれ天使
タイトルにもなっている「気まぐれ天使」は、
1976年から放送された、石立鉄男主演の同名
ドラマのオープニングソングでした。
スローバラードな曲調で、青春の日のほろ苦い
日常を唄っていますが、
ラスト部分の、
「まあ聞けよ、おれの話を、おれのはなーしをー、
だーれも知らない、でっかーい夢だからー」
というフレーズが、
放送当時、5年間海外で過ごした後帰国し、
日本人学校から広島県の中学に転校して、
イジメはなかったものの、
居場所を見つけられずにいた自分への応援歌の
ように感じられたものでした。
今聴いても、ほっと落着く懐かしい感じの曲です。
コメディードラマ・ソングブック
1970年代、ユニオン映画社が手がけた、石立鉄男ドラマの主題歌、挿入歌がほとんど収録されている画期的かつパーフェクトなコンピレーション。特に2曲目の「気になる嫁さん」など、レコード未発売にもかかわらず、TVフィルムから音を、それもかなり高音質で拾ってくれており、嬉しい限りです。3曲目の「パパと呼ばないで」の主題歌「虹」は、ペイネをほうふつさせる、あのアニメーション(当アルバムのジャケットにも使用されている)のオープニングを聴く者に鮮明によみがえらせます。ブックレットも、ドラマデータが満載で素晴らしいの一言です。聴きおわった後には、ユニオン映画のすばらしい石立鉄男作品たちを、もう一度観たい欲求が押さえられません。
気まぐれ天使 [DVD] FRT-242
天使のケーリー・グラントがクリスマスの町にあらわれて幸福をもたらす。ストーリーはおもしろく印象的な場面も多い。登場人物もチョイ役にいたるまで好感度がたかい。1947年のコメディである。
古い作品は(映画史的な価値は別にして)色あせてくるのが普通だが、この映画は十分に楽しめる。天使は映画の中のひとを幸福にしただけでなく、わたしもまたこのましい風に吹かれたような気がした。
天使は楽天的でまわりの人に良い影響をあたえる。それにくらべると主教のデビッド・ニヴンは教会の再建に悩んで、言うことは正しいのだが、まわりも自分も不幸にしてしまう。現実にもあることで、まわりをしあわせにする人は貴重な存在だ。映画もまた然り。
気まぐれ天使 [DVD]
アメリカを代表する男性版セックスシンボルと言われた俳優ケイリー グランドが天使の役を演じた映画があったとは驚きです!。当時は駄作と言われ、当時の彼の奥さんは「あなた程のスターがなぜ、こんな駄作に出たのか解らない。」と言ったと伝記に書かれていましたが、私個人としてはこの映画、好きですネェ(確かに名作ではないけど)とても貧しい家に生まれて女優メイ ウエストの愛人になったり苦労の末に映画スターになったケイリー グランドはただ金儲けになるから映画に出ていたに過ぎないと自伝で書いていますが、この映画の彼はとても素敵です、彼のファンだという方は廃盤になる前、超低価格な今、ぜひご覧下さい!。