信長の野望サウンド・ヒストリー
コーエーの「信長の野望」は、ほとんどの作品(online以外)を長時間をかけて遊び抜いた思い入れの深いシリーズなので、「サウンド・ヒストリー」というネーミングに惹かれて衝動的に購入してしまいました。「武将風雲録」のオープニングテーマが流れた瞬間、鳥肌が…。
「全国版」から「天下創世」までの各作品から、2or3曲ずつの選曲(天下創世のみ4曲)となっていますが、7〜8割がオープニングもしくはエンディングテーマで占められています。
オープニングの方はともかくとして、多くのシリーズファンにとって印象が薄い思われる(本編に比べて、エンディングは歴代手抜き気味という事情等による)エンディングテーマが多めなのは、正直、余り嬉しくない。思い出深い戦闘・内政時のBGMを聞きながらシリーズを懐かしく振り返れるのでは…という期待を持ってこのCDを購入すると肩透かしにあう可能性もあるので、ファンの方はその点は注意してください。
歴代作品の戦闘・内政・外交等のプレイ中BGMを中心に選曲したサウンドトラックも、機会があれば出して欲しいですね。
とはいえ、収録曲そのもののクオリティに問題があるわけでは無い。
ゲームから切り離して繰り返し鑑賞するに堪え得るだけの曲が揃っており、シリーズのサウンド独特の味も、しっかり詰まっている。
その意味でむしろ、「シリーズをプレイしたことはないが、なんとなく興味をもっている」というような方に、おススメしたい一枚です。
信長の野望・革新
暇つぶしのために購入したためあまり期待していなかった。
案の定、マップを最大まで引き伸ばした状態でスクロールすると、少しかくかくする感じがあった。
そして、フリーズするする!!待ってれば1,2秒で治るような短いフリーズだが、これが結構の頻度でなって、なかなかイラっとさせてくれる。
しかし、その全ての短所を補って余りある面白さがある!!
なんと言っても敵の行動パターンが多彩で、AIも高い。
敵を攻撃しようものなら、第三者が背後から突いてきたり、
せっかく相手の城を削ったと思っても、漁夫の利を狙った他国からの大軍が急激に進軍してきたりと
かなり戦略が必要になるゲームだった。
フリーズさえなければ最高のできだと思います。
正直この良さなら8000円〜10000円で売っても良かったのではないかと思う!!
織田信奈の野望 (GA文庫)
信長は女の子だった。
この一言でこの作品の大部分とその後の展開を説明できます。
戦国武将を女性化した作品というものを最近特によく見かけるのだが、この作品もその中の一つなのでしょう。
私の知っているだけも戦国×美少女ものはこれを除いていくつかありますから、どれだけブームなんでしょうか。
さすがに上記だけでは不足だと思うので、簡単にですが内容を説明します。
主人公の相良良晴は気がつくと、なぜかタイムスリップ? して戦国時代の合戦の真っ只中に飛び込んでしまっていました。
そして少々のいざこざの後、織田信長ならぬ美少女である織田信奈と名乗る尾張の大名に会うところから話が進んでいきます。
ここから先は少々の歴史の知識がありますと分かると思いますが、ある程度は史実通りに進んでいきます。(一部ifもありますが)
そして特に主人公の良晴ですが、戦国シミュレーションゲームで培った怪しげな知識とクソ度胸で戦国の世を渡っていくというのが主な内容です。
主人公がどこぞの○○無双のように戦場で一騎当千の働きはしませんので、そこを期待して購入しないように。
ざっと一巻読んだだけですが、登場人物全ての武将が女性ではないようですね。男だった斉藤道三や木下藤吉郎をみるに。
良晴は自らを隠すことなく未来人だと公言し、周りからは少々カワイソウな人という立場ですが、一部理解を示してくれる人もいます。
周りからは良晴の言葉は時代に合わず、サル語、南蛮語などいろいろ言われますが、我が道をいく良晴は面白い男です。
少しの不満としては、一部主人公のツンデレがしつこく書かれているところが読んでいて疲れました……男のツンデレは男として読むと辛いです。
奮闘する主人公はかなりバカなのですが、バカのベクトルが人として大事なものを持っているバカなので読んでいて好感が持てます。
出版社の事情がそれぞれあるんでしょうが、この手の作品は多少無理してでも最後まで終わらせることで、
シリーズ全体としての相乗効果が生まれるものですから、早急に結果を求めるとやはりつまらない作品に化けていくのがとても心配ではあります。
最近業界内でも勢いを感じるGA文庫さんにあってそんなことはないでしょうが、長い目で見て欲しい作品だと個人的には思っています。
最後に私は本家ともいうべき「織田○長の野望」が大好きで、最近ですらチクチクと遊んでいるわけですが、
そういう事情もあって歴史に興味がない方や本家をプレイしたことがない方よりも、だいぶん甘めの評価となっているかもしれません。
ですが読み物として私は大変面白かったですし、なにより間違いなくこの続きの巻を購入しますので星五つを付けることにしました。
それに本家をやっていると、作中に登場する利殖術にニヤリとさせられる場面もあります。
信長の野望 天道 武将FILE
久しぶりに武将辞典のような本を購入。沢山の武将たちの事が書かれていることに関しては高評価したい。
しかし値段相応なのかと言われると微妙かもしれない。
紙質が昔(覇王伝の時よりも)よりもペラペラ紙(カラーのせいか?)なので保存向けとは言いがたい。
今回は内容を見たかったのでその評価点としたい