輝かしき日々
彼女がその表情をもっとも愛した時、つまるところ事実があらかじめ抱いた印象と一致した時、あるがままの神秘。
感情のひな型と、感じたいという欲求の間にある緊張。聴き手が自分自身に投影する個人的な願望と衝動の間にある緊張。
それが触れ合った時のひりひりさ、しかしそれでいてそこに冷たい距離が存在しないところが魅力だろう。
だからといってそれは調和や、ましてまとまりではなくて様々な網に分散させられてゆく。その網の目にはそれぞれ人がいる。
聴き手の反応があって初めて流動的に完成され続けてゆくんだ。
力強く圧倒的な描写力と、胸を衝くような繊細さ。その最終的には誰ひとりにもとどめを刺すことができない全神経がお人好しなナチュラルさ。
作品の活力はつまり安心できる無防備には違いないが、もはやそれが振り切れた時、本来誰によって知覚されたのか、というよりはむしろ、
誰によって体感されたものなのか分からなくなるという、その無軌道なのに素朴なカタルシス。だから安藤裕子は愛すべき幻想なんだよお。
まあそれはそれとして、「輝かしき日々」いいよ!神話だなあ。。開放的で誇らかにうたいあげるダイナミック領域によって忘我の境地。
つまり愛の世界へは何物にも邪魔されずに意のままに介入できるという神話なんだ(笑)。
「エルロイ」は繰り返し惹起される強迫観念的脅迫(笑)。電気グルーヴの元メンバー砂原良徳さんのリミックス。その思想として一歩先行く
先見の明ある思慮深さと、レトロポップな華やかさが奇妙に共存している独自の美的センス。。その世界観を敬愛して大ファンだという彼。
いや彼ってのは友達のことなんだけど(笑)、しかし彼こそが安藤裕子の音楽は執着度合が最高だよって強迫観念的に僕へお薦めしてきた
わけで、今もってあれはなんだったのかということがよくあったりするけど、まあそんな幻想の密閉容器のなかで隠れん坊みたいな鬼ごっこを
してたら今日も終わりだなあ。
バイオハザード ディジェネレーション [Blu-ray]
先日Blu-ray盤を購入して、早速視聴しました。結構否定的なレビューも多かったので自分の中では賭けだったのですが、正直かなり楽しめました。最近の映画でよくあるラスボスがあっさり負けたりみたいなのもなく、シリーズファンには充分満足出来ると思います。Blu-rayでは明るいシーンの画質が半端じゃなかったです。(もちろん大半が暗い場所でのシーンですが…)とにかくバイオ5にも繋がってるみたいですので、シリーズをプレイした方で5も買おうと思っている人は観て損はないです。
ピアノソロ 安藤裕子 Selection for piano
ねえやんの詩・曲の魅力はもちろんですが、
モッさんの心地よい不協和音、編曲の絶妙さが、
楽曲を引き立てています。
その編曲を活かしながらも、シンプルなピアノ・アレンジで
素晴らしい楽譜に仕上がっています。
弾き語りをしながら、大変満足しています。私の宝物です。
Shabon Songs 以降の作品もぜひぜひ、
出版してもらえたら、今からでも予約したい、
と思っていたら、IIが出たんですね。絶対買います!
安藤裕子 TOUR 2008 “Encyclopedia.” FINAL [DVD]
発売前のレビューで申し訳ありませんが
あまりに嬉しく書かずにはいられませんでした
自分はまさに最終公演に参戦し実際にライブを体験してきました
生で聴いてこそより良く生きる曲ばかりです!
特にラストの「聖者の行進」は感動します。
鳥肌たち震えが止まらなかったことを今でも覚えています
ライブを体感できる!とまでは言えるかわかりませんが
実際こんな感じのライブなんだあって感じとって貰えればいいと思います。
そしてDVDみて実際に生で聞きたいと思ってくれたら是非ライブに実際に足を運んでください。
そしてなにより収録内容でまだCD音源化されていない曲もあるようなので嬉しい特典じゃないですか
是非ライブ行ったって方ももう一度あの感動を甦らせるべくお手にとって鑑賞しようじゃないですか
しかし、ちょっと不安要素はMCがどのくらい入るか。
まあ初ライブDVDなのでカットなしでいい具合の編集をしてくれることを祈りましょう。
とりあえず買わない理由がないので自分は購入確定。
きっとスタッフはいい編集をしてくれるという期待を込め五つ星
バイオハザード ディジェネレーション コレクターズ・エディション [DVD]
フルCG映像作品で「biohazard」が登場‥!フルCGの映像作品としては「ファイナルファンタジー」とか「シェンムー・ザ・ムービー」、「ファイナルファンタジー・アドベントチルドレン」や最近でも「メタルギア・ソリッド3」の映像作品もあったが、「biohazard」シリーズでの長編映像作品は初めての試み。映像面で言えば、CGはかなりキレイで出来は悪くないが、主演のレオンとクレアのモデリングがゲーム版よりかなり雰囲気が違っており、違和感があったゲームファンもいたかもしれない。「biohazard2」の「ラクーン・シティ事件」から7年経過しており、制作スタッフも時間経過を意識してあのモデリングにしたのかもしれないが、レオンはともかくクレアはだいぶ「オトナっぽい雰囲気」に変わっていて、最初は多少ビックリした。個人的には「コード・ヴェロニカ」のクレアが「キリッと」した顔立ちで好きだったんだけれど。ストーリーとしては、最近の世界状勢を意識して、「biohazard」シリーズで初めて「バイオ・テロ」がテーマとして描かれている。「テロ」の標的にされた側の現状、引き起こした加害者側の犯罪動機等は上手くまとめられており、シナリオ的にも破綻したところはないが、加害者側の最後の手段(G-ウイルス使用)は短絡的で「オトナの考え方」ではない気がした。(個人的な感情で破壊しつくしたところで、なんの解決にもならない‥)個人的に動いても、それには限界がある。レオンとクレアが目的達成のため、組織に入り行動を起こした今回のやり方はある意味「正しい」のかも?組織に入ったら、入ったで弊害(自由行動の制限みたいな)があるけど。全体的になかなかの出来栄えだ。ただCG作品ゆえ、登場人物の表情が少しかたい。次回作はもっと表情豊かになるように、改善をしてもらいたい‥。