アット・ジャズ・カフェ・シネマ
オリジナル曲じゃなく、ジャズにアレンジした曲が多いが、オリジナルとは違った良さがあり、とてもゆったりとした気分になれる。5のサラと9のエラできがすばらしい。サラとエラの歌唱力を改めて感じた。また9はウィリーネルソンも歌ったポピュラーな曲だ。15はチェット・アトキンスの「夢で会いましょう」という曲でジョー・ブラウンが「コンサートフォジョージ」のフィナーレを飾った曲でもある。
マイノリティ・リポート 特別編 [DVD]
面白かったです。
スピルバーグ作品ってそんなに見たことなかったのですが、
これを観て監督のセンスに感心しました。
登場人物は未来予知システムに踊らされた感はありますけど・・・
新鮮なアイデアの良作SFです。
マイノリティ・リポート [DVD]
レビュー: 殺人予告マシンにより刑事のジョンに殺人の疑惑がかかる。疑惑を晴らす為に逃げまくるジョン。
感想: リアルに未来が描かれており、意外な展開もあるしかなり面白かった。
マイノリティ・リポート [Blu-ray]
フィリップ・K・ディック原作の名短編SFをスピルバーグとトム・クルーズが時間を掛けて練り直して映像化した珠玉のSF娯楽作品。公開当時作品への賛否を巡って様々な意見が交わされていた記憶があるが、ブレードランナーともまた異なる近未来世界の描き方は映像的にリアルであり、個人的には好きなSF作品である。
ストーリーは今更説明することもないだろう。
如何にもドリームワークス的な安心設計の物語に仕上がっている。
どなたかのレヴューでもあったが、確かに物語的矛盾が山積している。それもあり公開当時の評価も割れていたと思う。
何故殺人予測だけを抽出するのかとか、プリコグの人権や将来的な存続方法とか、強制的にジャンキーと化しているプリコグの予言を信頼する理由はあるのかとか、中核となるトリックが実にパラドキシカルな方法であるため確実性に欠くとか…諸々。
だが、現実味を追求したサスペンスドラマというわけではなく、あくまでも空想で未だ観ぬ近未来を紡いだSF作品である。この映画の世界観と作品全体を貫徹しているリズムや息遣いを率直に楽しんでもバチは当たるまい。
キャスティングは見事としか言いようが無い。光と影の人物である局長ラマー役に多彩な役を丁寧にこなすマックス・フォン・シドー、汚れた役であるソロモン医師に舞台演出家としても活躍する名優ピーター・ストーメア(最近はアブルッチとして有名に)、妻役のキャスリン・モリスも理性的な演技で要所を締める。童顔でやや軽薄な演技のためいつも当たり役に恵まれないコリン・ファレルでさえこの作品では的確なウィットワーという役柄を得ている。
映像コーデックはMPEG4 AVC。確かにDVDと比較してみると段違いの鮮鋭度であるが、既に21世紀に入ってからの映画であり、HD化にここまで時間を費やしたことを考えると、私の期待したレベルには達していない。リファレンスディスクにはほど遠い。ただし、もともと本作はスピルバーグが意識して鮮明な映像にしなかったらしく、それを考慮して敢えてこの程度で抑えたのかもしれない。5段階で3.5程度。
音声コーデックはdts-HDMA 5.1ch。抑揚のある音声が作品の世界を拡げている(日本語はdts 5.1ch。やはりやや音の凹凸に欠ける印象は否めない)。ノイズも少なく、5段階で4.5程度。
これ以上の画質・音質は現段階では期待出来ないだろうから、本作が好きな方はDVDからの買換えを検討しても良いだろう。DVDとでは比較にならない程に画質音質は向上しているので、今回が初購入の場合もBDにすべきだろう。今回BDで初めて収録されるスピルバーグの語りも興味深い内容であった。