瀬戸内三部作メモリアル DVD-BOX
夏目雅子さんの可憐な女教師、控えめな郷ひろみの演技、なによりあの渡辺謙さんが欲望をあらわにギラギラした恋敵役。どれもこれもうまいんだけど、それらを超えてしまうのが子供たちの演技(バラケツ役の大森君は「ミナミの帝王」で銀次郎の弟分をしばらくやってたり、「寅さん映画」で光男の友達役でしばらく出てたけど)。瀬戸内の片田舎を舞台に、ジャズと野球という昭和のノスタルジーたっぷりの映画。ジャズはアメリカ人の軍歌だけど、日本人にとっては戦争の終わり、自由のはじまりという印象が強いのでは? エンタテイメント映画として、文句なく楽しめる作品だ。
瀬戸内ムーンライトセレナーデ [VHS]
この映画で一番素敵なのは、主人公と父親が悪漢に襲われるシーン。「なんぞ棒をもってこい」と言われ、棒を父親に投げる少年。それを受け取った父親は警察官として仕込まれた剣道の技で、悪漢を次々と蹴散らしていく。それをみていた少年は、思わず「国定忠治やっ」。怖くて恐ろしいだけの存在だった父親。父親への恐れが尊敬へと一気に昇華していくのが伝わってくるシーンです。ちなみにこの頑固な父親、長塚京三が演じてます。
ムーンライト・セレナーデ~月と星のうた
おそるべしカナダ・ジャズヴォーカル界!
このダイアナ嬢、フランス語も上手です。
品があって洗練されていて、ほのかに色香が……
B・ディアリーやS・ケントにつらなるウィスパー系の潮流。
最終トラックの「ムーン・リヴァー」、心にしみます。
ムーンライト・セレナーデ
みなさんの知っているふかわさんもほんとのふかわさんです。
このほんのふかわさんは、もっとほんとのふかわさんかな。
私は、悩んでいました。悩みは自分で解決するものです。
でもふかわさんは、決して私のために書いた文章でもないのに
私の悩みをやわらげてくれました。
頼んでもいないのに。ありがとうごさいます。
サイン会でサインしてもらって以来、この本はサインしてもらった大切な本でした。本というよりも、宝物でした。読んでたつもりで、読んでませんでした。
そして今日読んで、読んで良かった本に初めて出会えました。
でも本嫌いはなおりそうにないですけど。
信じる、クリスマス、私生活、おんなのこ、母の日、父の日が
ふかわさんとの共通点が見いだせて
とても好きな!エッセイです。
ひょっとしてよい本とは、自分と同じ物を見つけられるか
自分にない物を見つけられる本なのかなぁと思いました。
ふかわさんありがとうございます。みつあき。
ベスト・オブ・グレン・ミラー
グレン・ミラーの演奏するスウィング・ジャズが大好きな50代の者です。
このCDは、『ベスト・オブ・グレン・ミラー』というコンセプトの名の元に、オリジナル・サウンドの演奏を20曲集めていますので、これ1枚でグレン・ミラー楽団の歴史的名演奏に出会えますよ。
在りし日のダンス・ミュージックとも言える「ムーンライト・セレナーデ」の冒頭のハーモニーを聞いただけで、グレン・ミラー・サウンドの世界に入りこみます。
「イン・ザ・ムード」のイントロも有名ですし、繰り返し演奏されるテーマは、スウィング・ジャズの代名詞とも言うべき演奏ですね。
「真珠の首飾り」のサックス・パートのスウィング感も特徴的ですね。とてもよくのれています。ボビー・ハケットのコルネット・ソロは今聴いてもステキです。
「茶色の小瓶」、「タキシード・ジャンクション」、「ペンシルバニア 6-5000」、「アメリカン・パトロール」など、魅力的なメロディとハーモニーとリズムを兼ね備えた名演奏が次から次へと続きます。これを聴いていますと、本当に至福の一時を迎えることができますね。
どの演奏もそうですが、聴いているだけで気持ちが昂揚し、リラックスできます。
難解な音楽とは全く無縁ですから、多くの人に今なお愛され続けるのも良くわかりますね。