池田満寿夫 グッズ

池田満寿夫 エーゲ海に捧ぐ (中公文庫)

カナリ実験的な小説でした。主人公に聞こえている情報、見えている情報と、主人公の意識の流れとが、「文字」というフィールドの上で一緒くたになり、小説中の主人公同様、読者を徹底的に混乱させます。これは小説にしか出来ないことですね。面白いなぁとおもいました。んで他の二編もまぁまぁ楽しめました。 エーゲ海に捧ぐ (中公文庫) 関連情報

池田満寿夫 1958マイルス+2

このALBUMは昔LPで持ってました。当時もお気に入りでした!マイルスの一連のALBUMのに中で唯一リラックスして聴けるのがこのALBUMではないでしょうか!! マイルス自身もかなりリラックスして,ゆっくりプレーしている様に感じます。そんな意味で、まるで女性ボーカルを聴くかの如く,秋の夜に聞きたくなります。このALBUMの中で1番のお気に入りは、なんと言っても、ステラ バイ スターライトです。始めのテーマをマイルスがロングノートで閉める直前にベースがフォービートで入って来ます。そしてマイルスのロングノートが終わる直前にアルトが音を重ねて入って来ます!! なんと言う,洒落た演出なんだろう(^O^☆♪ カッコイイ!! 痺れます。遊び心と洒落た演出,やはりマイルスのALBUMの中では,滅多に起こりません。録音もモノラルでは有るけれど、素晴らしい。ソロプレーヤーをキッチリ,明確に捉えてます。しばらくは毎晩 ステラ バイ スターライトになりそ(^ ^) 1958マイルス+2 関連情報

池田満寿夫 窓からローマが見える (角川文庫)

本より先に映画を見たのですが、本も映画も感動しました。本ではO嬢と言う謎の女性が最後に言った台詞が印象に残っています。で舞台もローマパリで風景の描写も見事です。池田満寿夫の繊細でちょっと官能的な恋愛の世界にしばし浸ってしまう一冊です。 窓からローマが見える (角川文庫) 関連情報

池田満寿夫 窓からローマが見える [VHS]

ローマパリとおしゃれな都市が舞台で、音楽も衣装もアングルもとても素敵でした。音楽はポールモーリアが担当し、衣装は君島一郎です。主演女優の中山貴美子もいやらしくなく、とても新鮮な印象を受けました。お気に入りの場面に濡れ場があるのですが、いやらしさを感じさせず純粋に男女が愛し合うと言ったことを感じました。その場面で流れている曲がまた好きです。本当に愛する人と過ごす幸せな時は短いのだと痛感させられます。音楽も風景のアングルも池田満寿夫ならではと言った感じの映画です。 窓からローマが見える [VHS] 関連情報

池田満寿夫 エーゲ海に捧ぐ [VHS]

友達の女性は、ただの猥褻だと言った。果たして卑猥なのだろうか?登場する女性は時代を超えて美しい。「一貫した美意識」を持ちつづけるところが、天才の天才たる所以なのである。下世話な例だが、70年代の日本のアイドル歌手を見て、現代のアイドル歌手に通じる一貫した身意識を感じることが出来るだろうか?すでに美意識は大きくブレている。この映画が古くないのは、ここである。比喩が多用される芥川賞受賞の同名書籍を読まなければ、いまいち理解は深まらない。版画を製作していた初期の池田先生は、天才ともてはやされ時代の寵児となった。ただ、版画製作から次第に陶芸、日本美術へと活動領域が広がっていくのと反比例して、才能は徐々に磨耗していったように感じる。胸、尻、頬、ハイヒールなど、女性の象徴的な部分をデフォルメした作品の数々。先生がテレビに出演していた頃、私はまだ子供だった。もちろん美術のビの字も知らなかった。遠い空の向こうのエーゲ海で繰り広げられていた官能について知る由もない。これを単に卑猥の一言で片付ける女は、その程度の器の持ち主でしかない。版画製作と映画製作、歌手におけるアルバムリリースと、ライブ活動のような関係ではないか。今の映像が入手しがたい状況というのは、方手落ちの状態である。早期のDVD化を切望する。 エーゲ海に捧ぐ [VHS] 関連情報




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