ボズ・スキャックス グッズ

ボズ・スキャックス ヒッツ!

 AORの大御所が1980年に発表したベスト盤。ということで,「Heart Of Mine」など復帰作『Other Roads』以降の曲は当然対象外。ベスト盤が内容的に充実しているのは当たり前の話であり,今更レビューもないかもしれないが,オリジナル・アルバムには収録されていない「Miss Sun」という隠れた名曲もあり,一聴の価値がある。 「Miss Sun」はTOTOのデヴィッド・ペイチとボズの共作で,TOTOの「Georgy Porgy」をもう少しハードにしたようなメロウで洗練されたナンバー。グレッグ・ギドリーあたりが好きな人にはお薦め。 腰をくねらせステップを踏みながら街角を歩ているかのように軽妙で小粋な「Lowdown」,朴訥としているが,温もりのあるバラード「Slow Dancer」,レイ・パーカーJrがギターで参加したハードボイルド調の「Hard Times」,リタ・クーリッジなどのカバーで知られる名バラード「We're All Alone」,メロウでスリリングな「JoJo」など,これぞAORと言いたくなるような佳曲が目白押し。 特にAORビギナーにお薦めしたい入門書のような1枚。 ヒッツ! 関連情報

ボズ・スキャックス Boz Scaggs

日本盤では『ボズ・スキャッグス&デュアン・オールマン』とアルバムタイトルにされるほど、デュエイン・オールマンがらみで語られる事が多いけど、なかなかどうして、主役ははっきりとボズのブルージィでソウルフルな声です!のっけからAOR時代を少し予感させるようなファンキーな①で始まり、ソウルフルな②③で一気にクライマックス!④や⑦のアメリカの中西部の田舎の風景が浮かんでくるようなカントリィくさい演奏もいい感じ。そして、個人的にこのアルバムの一番好きなのが、いつまでも止まないどしゃ降り雨の後に出る虹のような、あるいは永遠に続きそうな真夜中の暗闇から朝日が差しはじめたような感じがする、⑧のギターソロがフェイドアウトして⑨が始まる瞬間。この⑨の泣きの盛り上げ方も後のAOR時代を垣間見させるかも。 Boz Scaggs 関連情報




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