『わたしはロランス』で注目を浴びたカナダのケベック出身の新鋭、グザヴィエ・ドランの監督デビュー作にあたるドラマ。母親と2人で暮らす少.

オール・アバウト・マイ・マザー【字幕版】 [VHS]

生物学的に規定された性を生きることに何も疑問を持たないで、人は生きる。でもそれに違和感をもってしまったら。。そして、そのために傷つく人がいたら。。。これは父親となったあと、女性に転向し、しかも生殖的には男性のまま女性を愛する｢男｣と彼を愛した｢母｣、そして父探しかなわず死んでいく息子、母の友人ーーレズビアンの女優、トランスジェンダーの友人、痴呆の父を持ちエイズに感染して子供を産んですぐ死ぬ革命思想をもった少女。多くの性と生が錯綜し、何が｢正しい｣のかというルールがむなしく見えてくる映画である。 オール・アバウト・マイ・マザー【字幕版】 [VHS] 関連情報

オール・アバウト・マイ・マザー

映画とはまた異なる面白みがありました。あとがきなどで触れられているエピソードの源が知ることができたことが大変興味深かったです。 オール・アバウト・マイ・マザー 関連情報

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　本作には，ドラッグ，エイズ，性転換，暴力，認知症，家族との不仲，近親者の死といった，社会に存在するあらゆる問題を扱っているにもかかわらず，映画全体の雰囲気は重く悲劇的にならず，そこに希望さえ見いだすことができるだめ，鑑賞後優しい気持ちになれる希有な作品だと言えます。　それは，登場する女性たちが，自らの不幸を嘆くばかりではなく，それらも自身の一部として受け入れ，人生を肯定して生きているためなのかもしれません。　主人公マヌエラが「女性は孤独から逃げるためなんでもする」と言うのに対し，ペネロペ演じるシスターロサが「それは女性の美徳よ」と答えるシーンがあります。　きっと男性より女性の方が現実を受け入れ悲劇に耐えうる能力が高いのかもしれません。　そして，それは確かに美徳といえるかもしれません。　　本作に登場する女性たちは，皆何らかの悲しい現実を持っています。　彼女たちの悲しみを心から理解し，彼女たちを救ってあげることは不可能です。　それでも，彼女らの生き様をみた周りの人たちが，そこから何らかの生きる希望を見いだすことはできるのです。　そういうことを感じさせてくれる良質な作品でした。 オール・アバウト・マイ・マザー [DVD] 関連情報

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なんと主な役柄がすべて女性という作品。テーマはズバリ「母性愛」と「女の自立」といったところでしょうか？最愛の息子の死に対して描かれる、なんとも切なくも強い主人公である母親の愛情。そして母親を含めた登場人物（女性）達が自分のするべき事を見つけ、頑張っていく様子。すべてが感動的で心に響きます。女性はもちろん、世の中の男性はみんな観るべし！ オール・アバウト・マイ・マザー [DVD] 関連情報