ウェイン・ショーター グッズ

ウェイン・ショーター フットプリンツ―評伝ウェイン・ショーター

出版社も某団体系ですが基本的に宗教くささはほとんどありません。数ページだけ団体についての説明がつづく箇所があるだけですね。むしろなぜショーターが入信したかがわかり興味深かったです。苦笑してしまう部分もありましたが。 フットプリンツ―評伝ウェイン・ショーター 関連情報

ウェイン・ショーター ライヴ・アンダー・ザ・スカイ 1987~トリビュート・トゥ・ジョン・コルトレーン [DVD]

今やLIVE UNDER THE SKYもなくなり、ジョン・コルトレーン没から46年が経とうとしている。これは四半世紀前に一流のミュージシャンが全霊を傾けてコルトレーンの音楽を演奏した記録である。とにかくデイヴ・リーブマンのソプラノ・サックスが凄い。同じく全編をソプラノで通す名手のショーターを圧倒している。デイヴがコルトレーンになりきっているからだ。リッチー・バイラーク、エディ・ゴメス、ジャック・ディジョネットも素晴らしいミュージシャン・シップをみせてくれている。もうこんな熱演は今ではみること不可だろう。 ライヴ・アンダー・ザ・スカイ 1987~トリビュート・トゥ・ジョン・コルトレーン [DVD] 関連情報

ウェイン・ショーター オデッセイ・オブ・イスカ

まずは国内版再発に拍手。27年ぶりですか・・・何やってたんだ?前々作 Super nova から、前作 Moto Grosso Feio と続いてきたブルーノート最終章。ショーターの音のodysseyも終わりを迎えました。それまでのミステリアスな作風は残しながらも、果敢にも一歩踏み出し冒険心をのぞかせたsuper nova。太古の世界を感じさせた Moto Grosso Feio 。音のピルグリム(巡礼者)としてのショーターは本作でも健在。一聴、サウンド的にはあまり変わらないように聞こえます。しかし、濃厚な湿気を振りまいていた 前作とは異なり、乾いた空気感を感じます。土っぽいというか埃っぽいというか、何かザラザラした風が顔に吹き付ける感じでしょうか。人類が誕生する以前の土と空だけしか見えない景観が頭をよぎります。たとえて言えば、映画「2001年宇宙の旅」の序章の類人猿のシーンの後ろに流れていてもおかしくなさそうな感じです。1曲目は、ベースの弓弾きから始まり、ショーターのソプラノがすべりこんできます。終始ゆるやかなテンポに終始し、そこに流れるソプラノは非常に美しくミステリアスです。まさにwindそのものです。夜明け前の闇の世界といったところでしょうか。2曲目は、とたんに打楽器がいきいきと乱打され、テンポアップします。ソプラノが鳴り響きます。嵐が近づいているのでしょうか、まさにstorm です。3曲目は、砂嵐が過ぎ去り、類人猿たちが安心したようです。静謐な時間が流れます。calm が訪れました。短いトラックですが、このアルバムを象徴するトラックではないでしょうか。ショーターもテナーにもちかえています。この安らぎ感はテナーでないと出せないのでしょう。ブルーノートのショーター2枚組ベスト盤では、この曲がエントリーされてましたね。4曲目は、おっとボッサです。耳に心地よいです。このトラックにはサウダージ(哀愁、郷愁)が感じられます。人類が誕生したのでしょうか。 ただ、気がつくとボッサのリズムを離れ、混沌としてきます。そしてまたボッサに戻り、再び混沌が訪れます。葛藤しているのでしょうかソプラノが悲しげです。ジーン・ベルトンチーニのギターもいい味出してます。5曲目は、再度打楽器が活躍する躍動的なトラックです。メンバー全員が一心不乱に疾走します。まさに joy です。人類が知恵を持ち始めたのかもしれません。ショーターのテナーはどこか吹っ切れたかのように力強いです。 Moto Grosso Feio , Super nova がお気に召した方なら当然、買いです。この3部作に共通していえることですが、決してフリーに走らない、緊密なインタープレイが聞かれ、しかし予定調和に陥らない演者たちの気概が、今作にもまた表れています。ショーターは、このあとweather report で新たな旅へと踏み出します。ミルトン・ナシメントとコラボした桃源郷アルバム、「native dancer」も忘れてはいけません。ISKAというのは、ライナー・ノーツによれば2番目の妻アナ・マリアさんとの間にできたお子さんの名だそうです。裏話があるようですが、その辺はライナーでどうぞ。wayne shorter s,sax , t.saxdave friedman vib. , marinbagene bertoncini g.ron carter b.cecil mcbee b.billy hart d.al mouzon d.frank cuomo d., perrecorded on august 26, 1970 at A&R studios, N.Y オデッセイ・オブ・イスカ 関連情報

ウェイン・ショーター スピーク・ノー・イーヴル

 フレディ・ハバード(trumpet), ウェイン・ショーター(tenor sax), ハービー・ハンコック(piano), ロン・カーター(bass),エルヴィン・ジョーンズ(drums)1964年12月24日録音『Night Dreamer』、『JuJu』に続いてリリースされたブルーノートからのリーダー作第3弾。よりアクの濃くなったショーターの世界観に触れれます。一番の変化は何と言ってもハンコックの参加。これによってよりショーターの頭の中で描かれた妄想ともいえるヴィジョンがハイセンスに色彩を帯びる。それもそうだけど、考えてみれば全曲オリジナルでこの創造性の密度がまず凄い。突出している。一曲目「Witch Hunt」どこまで痺れさせてくれるのか。。とりわけハバードの吹きっぷり絶好調。「Dance Cadaverous」ではハンコックのソロが美麗。タイトル曲は隅から隅まで秀逸。ショーターのソロが白眉。あまりに。。「Infant Eyes」ではショーターとハンコックが高みにおいて語り合うかのように、精神的で別次元にとけこむ音色が聴けるスロー。ラストナンバーでのハンコックがまた良い。過不足なく、よりパワフルな空間を演出するハンコックはさすが。また全体的にエルヴィンも良い仕事している。よく解釈しているし、それだけじゃなくバイタルな面でも妥協がないところが素晴らしい。より進化するこの後の流れも好きだけど、本作の神秘的な完成度は別格。 スピーク・ノー・イーヴル 関連情報

ウェイン・ショーター スピーク・ノー・イーヴル

1000円のシリーズですが、音がよいです。世の中ハイレゾですが、1000円でこの音。時代は変わりましたねー。20ビット何とかとか、何とかCDとか沢山ありますが、元から読み取り能力の良い機械使ってるとあんまり差はわかりません。リマスター次第なわけで。その点、このシリーズは、このところずーっとクラシカルな音源買ってなかったから気付かなかっただけと言われればそうなのかもしれませんが、明らかに音がよいと感じるリマスターになっています。こういう風に聴こえてほしかったように聴こえます。楽しいのでいろいろ買い直してます。音源に関しては、メンバーをみれば、興味を持たない人はいないはず。この頃のウェインは独特のトーン、奏法とミステリアスな曲づくりが特徴。マイルスデイヴィスのグループでの演奏も素晴らしいですが、ソロの諸作で更に自分の魅力が出せているのは素晴らしいです。フレディとの共演が興味をひくところですが、個人的にはワンホーンでのJUJUや、モード奏法がやや追い付いていないリーモーガンとのNIGHT DREAMERの方が勢いがあるように思います。しかし、何故か惹かれて、取り出して聴いてしまう魅力のある一枚です。 スピーク・ノー・イーヴル 関連情報




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