NHK世界遺産100〈第9巻〉ヨーロッパ4―ローマ歴史地区(イタリア)ほか (小学館DVD BOOK)
世界遺産ヨーロッパ4、映像も内容も素晴らしいです。特にお城が素敵です。
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How The Mighty Fall
Shineのような素晴らしい曲はないし、しかし涙ぐむようなバラードもない。どうも彼の実力が発揮されていないアルバムな気がする。とはいったものの、腐ってもマークのアルバム。マークの声の良さは執拗なまでに発揮されているので、TTファンは必聴!!!何度も聴き込むほどよくなっていくアルバムではあるので、気長に楽しみたいアルバムだ。
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ポルトガル、ここに誕生す~ギマランイス歴史地区 [DVD]
ビクトル・エリセ監督作品、『割れたガラス』。作品の舞台は、1845年に創業し2002年に閉鎖されたリオ・ヴィゼラ紡績繊維工場で、現在は『割れたガラス工場』と呼ばれている場所です。ちなみに私は、作品開始後約3分で過去へ(出演者達や、そのさらに前に工場で働いていた写真の中の人々の生きていた時間へ)と、タイムスリップさせられ、その表現技法に驚いたので、冒頭の3分を中心レビューさせていただきます。暗闇の中、水滴が落ちる音でこの作品は始まります(この水滴は、時間の流れを表現していると思われます)。画面が明るくなってゆくと、工場の全盛期につくられた可能性の高い、タイルに描かれた絵が映し出されます。絵には工場と、工場からつくりだされてゆく生地、それらの生地で作られた服を着るさまざまな国の人々が描かれているようです。その絵にかぶさるように、工場の過去と現在が文字で紹介されます。荒れ果てた現在の工場が映し出され(画面奥に割れたガラス窓)、タイトルの「割れたガラス」と「ポルトガルでの映画のためのテスト」のテロップが出ます(ここで、水滴の音が小さくなる)。画面が変わり、奥にあった割れたガラス窓が大きく映し出されます(この窓枠と割れたガラスは過去・現在・未来を視覚的に表現していると思われます。窓枠に関して説明すると、中央の太い窓枠は現在、その左側は過去、右側は未来を暗示していると思われます)。割れたガラス窓からは外の風景が見えています。「監督 ビクトル・エリセ」のテロップ。が出たのとほぼ同時に犬の鳴き声と鳥の鳴き声(このあたりから、ゆるやかに過去へと移行してゆく気がします)。テロップが消えるタイミングでまた、画面が変わります。一見前の画面と変わらないように見えますが、別のガラス窓になっています(ガラスが前の窓より割れずに残っています。これは過去にさかのぼった時間を表現している可能性があります)。バスの走る音がして(正確には前の画面が切り替わる直前で聞こえています)、ガラス窓の外の風景の中をバスが走ってゆくのが見えます(バスの映像は、窓枠外の右側から現れ、窓枠内の左側で途切れます。私にはバスは未来から現れ、現在を通り過ぎ、まだ生きて語れる人のいる過去あたりで消えたように見えました)。バスが走ってゆく間に、水滴の音は完全に消えます。画面が一度完全に暗くなったあと(鳥の鳴き声は継続して聞こえます)、画面が変わり、朝焼けと工場内の建物の外観が映し出され(もしかすると鉄道の駅かも知れません。全盛期は工場内まで列車が走っていたそうですので)、遠くから近づいてくる列車の音が聞こえます(この時点で私は、自分が過去へタイムスリップした感覚に陥りました)。直後に画面が変わり、「かつての工場の食堂」のテロップと共に、その建物が映し出されます(一部灯りがついていて、人の気配を感じさせます)。列車の音がさらに近づいてきます。画面が変わり、食堂内部。椅子とテーブルが並んでおり、壁には、食堂に集った昔の工員たちを映した大きな写真があります。食堂内に、光が少しずつ広がってゆきます(光の広がりに合わせて、一度電車の音は消えてゆきます。鳥の鳴き声は継続)。壁の写真に画面が切り替わり、写真を映してゆきます(顔がほとんど認識できない距離で)。鐘の音が、はっきり聞こえるのは12回、かすかな音を含めえると13回ほど鳴り(単に昼食の時刻を示すなどの単純な意図ではなさそうなのですが・・・)、かすかにバスと列車の音がして、犬の鳴き声がします。画面が変わり、再び食堂内部。「5月7日 男女のスクリーンテスト」のテロップ。犬と鳥の鳴き声が消えて、列車の動く(停車する直前のような)ゴットンという音が微かにした直後に、出演者が映し出された画面が浮かび上がり、過去に工場で働いたことのある出演者の男性の語りが始まります。ここまでが、冒頭の約3分です。その後は、1日目、出演者が工場で働いていたときについての語り、2日目、出演者が想像する写真の中の自分達より過去の労働者達の印象、3日目、俳優の演技(1895年のメーデーに発表する為にエルネスト・ダ・シルバによって書かれた戯曲の一部なのだそうです)、4日目、父親が工場で働いていたアコーディオン奏者の語りと演奏(写真の中の過去の労働者達と見つめあうことになり、感情を揺さぶられます)。で、終わりとなります。映画ドットコムに記載されていたインタビュー記事の中で、エリセ自身がこの作品について「労働者階級が、ギマランイスの町の歴史を発展させることが出来ないというケースを取り扱っています」「電車は、労働者をそこへ運び、それと一緒に電力も運び込まれていました。電車、電力、工場は、映画の誕生に強く結びついている要素です。何故ならその間に世紀の発明である光の誕生がありますから。更に、リュミエール兄弟の『工場の出口』は、ポルトガルの映画界の最初の作品と同じストーリーとなっています。兄弟の友人であったアウレリオ・ダ・バス・ドス・レイスが彼らの8ミリカメラを買い取り、彼らの映画の完全なレプリカを撮ったのです。タイトルは、『A Saida do Pessoal Operario da Fabrica Confianca』(1896)です」「私は、テレビのルポタージュはやりたくなかったのですが、映画を慣例として考えたのです。だからこそリュミエール兄弟の存在は大事なのです。俳優に関して最初に言うべきことは、8ミリカメラの前で演技をするのは、皆にとって初めての体験だったと言うこと。ほとんど全員が普通の労働者ですが、何人かは俳優でした。でも、プロの俳優ではありません。劇場を愛していた為に、昔工場を辞めて、演技の道へと進んだ者達です。彼らが映画内の演技の中で語る証言は本物です。最も衝撃的だったのは、恐らく77歳の女性のものでしょう。歴史における底知れない深みを開放する意味を含ませていました。この彼女の場合、当時わずか18歳だった従姉妹によってはるか昔に書かれた詩の言葉を引用しながら突然話し始めるのです」と語っています。これらのインタビューをふまえたうえで、作品に「映画のためのテスト」というテロップが存在することも考えると、映画の成り立ちや映画製作の手法などを、歴史的な考察を含みながら織り上げた可能性がとても高くなるのではないかと思います。映画の撮影をしたことがないので自信はありませんが、もしかすると4日間の撮影の工程は、映画を制作してゆく過程そのものなのかもしれません。また、過去、現在、未来のポルトガル、ならびにヨーロッパ諸国の労働者や経済についての政治的な考察においても、鋭い視点をもった作品であると感じます。そして最も深く描かれていたのは、労働者という言葉で十把一絡げに呼ばれることの多い、低賃金で、経済的にも時間的にも精神的にも苦しい生活を送る人々の人生への、「賛歌」ではないかと思いました。この作品に登場する77歳の女性の語る言葉には特に、感銘を受けました。アコーディオン奏者が奏でる哀愁ある曲と共に、今はもう存在しないであろう人々と見つめあう時間も、よかった。私はまだ冒頭の3分間さえ理解できていませんし(言及すらできていない場面があります)、上記の解釈も監督の意図したものとは全く違うかもしれません。またこの作品は上記のレビューのように、下手に考えて観る必要は全くありません。ですので是非、この素晴らしい作品を、一人でも多くの方に観ていただきと考えています。
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世界遺産 イタリア編 『ローマの歴史地区・フィレンツェの歴史地区』 [DVD]
イタリアの代表的なローマとフィレンツェの歴史地区が、コンパクトに理解できます。
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ファイブ・ソングス (角川文庫)
小室みつ子さんは作詞家としてTMNetworkに色々な詞を提供していますが、そんな彼女がTMNの曲をイメージして書いたのがこの「ファィブ・ソングス」私はTMNのファンでもあるのでどうしても登場人物が3人と重なってしまいました。でも、ファンでない人でも楽しめる一冊だと思います。 内容はほぼ恋愛系・・・だと思います。色々な人がいて、色々な人生や道をたどっているのだなぁ~と。これがこの本を読んでの一番の感想です。 読後はきっと誰もがスッキリした気持ちになると思いますよ!!
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