![]() 岳物語 (集英社文庫) |
30歳過ぎてから、年々夏らしい事と遠ざかっているような気がする。
その点椎名家のガク少年は全身で夏を浴びまくっている。 今さら自分の体力的に真似るのは無理なのだが、やっぱりちょっぴり羨ましい。 なので夏を感じたくなる度に文庫本引っ張り出す。 バカちんまるだし男子だった頃の自分がページの端で鼻をほじりだす。 日の出と同時に起き出し、もちろん日中は汗みどろで遊び倒すガク少年やミッタントッタン。 晩飯食ってからも夜空の下で、寝る直前まで動いている。 そんな少年たちの憧れの大人、カヌイーストの野田さん。に、較べて点でだらしない椎名おとう。 親から子へ。上から下へだったりした関係が。子から親へ。1人と1人。横に並んで話す関係になる。 そんな事が書かれているのが好きだ。最後2人で宿に泊まって釣りをしに行く話に、 肩肘はらない親子の姿を感じる。児童文学の古典だと思います。 重松清【日曜日の夕刊】の中の傑作短編【サマーキャンプへようこそ】も併せてどうぞ!! |
![]() 息子の嫁は親父の女 -女医とナースに仕込む胤- |
腕のいい産婦人科医師であり院長としても人望が厚い五十代主人公が、
後継者問題に悩んだ末に息子の嫁を寝取って孕ませようとする背徳感溢れる本作。 義娘ルートと実娘ルートしかないイカレっぷりはマジ凄ぇと思いました(苦笑) 後半は後妻問題勃発で話自体は色々濃くなっていきますが、 ルートは二つだけで且つ選択肢の数も少なく、その選択肢の半分はすぐバットエンド逝きなので、シナリオボリュームにやや難あり。 しかし病院内の描写やHテキストは良い出来かと。 私的に残念だったのは、居候で小説書くのに自慰披露しちゃう眼鏡っ娘な義娘の妹、を籠絡できなかった点です(苦笑) ぶっちゃけ、これで星一つ減らしたし(爆) |
![]() Shall We Hula? 松坂慶子とはじめるフラ入門[DVD付き] |
フラの教本を探していて、見つけました。
教本のなかでは比較的手ごろな値段なのが決め手になりました。 入門とうたっているとおり、ハワイもフラも初心者の私にとっては必要な情報が過不足なく入っていて、お得な感じ。 デザインとか、写真とかがきれいな本なので、ノウハウ本だけど手元においておきたい感じもいいです。 松坂慶子さんて、いくつになっても、かわいいですしね。 |
![]() モーツァルト生誕250年記念BOX モーツァルト:ピアノソナタ全集 |
一枚づつバラで買って少し後悔している…邪魔くさいし、いざという時聴きたい盤が見つからない(笑)次の全集を検討してますが…なかなか踏ん切れず、結局こればかり聴いてます、いっその事、グラモフォン盤にしようかとも。。。んーっ、やっぱりモーツァルトはピレシュで決まりかな。 |
![]() 春話二十六夜 月待ちの恋 (新潮文庫) |
~同作者の「春話二十六夜」のうち「後半」十三話。 江戸の浮き世が手に取るように感じられる小粋で、子気味よく散りばめられたエロティックな文章、文体、そして短編につけられたタイトル、それぞれが素敵。また一話ごとのボリュームに拍手です。美しくて濃厚な春画、お話が始まってから終わるまでがその都度、そこで登場するおんなとおとこによって繰り広げられる褥の様にあっていて、まるで生きている二人の甘やかで激しい息づかいを直に耳にしているようです。個人的には特に、聴覚のイマジネーションに訴える擬声音の奔放ないやらしさ加減(笑)と、擬態音の見事さに、いちいち感じ入ってしまいました。当時の暮らしぶり、人情、風俗を細やかに、しかし、さらりと流れるように描かれている様も、圧巻です。ただ、女性的な感覚が26話を通じて支配しているので、もしかすると男性にはわからない表現もあるかもしれません。それも読んでみてのお楽しみということで、前編の「岐かれ路」とあわせて大いにお勧め!です。 |
![]() SOUL RED 松田優作 [DVD] |
30年以上前に少年が憧れる背が高くて足が長く
喧嘩が強いジーパン刑事としてテレビに登場し 出るテレビ、映画は逃さず見て ああいう大人に絶対なりたいと 強く熱望していました。 あまりにも急な死から20年が経ち 気が付いたら優作さんより年上になってしまいましたが 小学生の頃に「太陽にほえろ」を見ていたような ワクワクした気持でDVDを見ました。 |
![]() インスタント沼 ミラクル・エディション [DVD] |
全体のストーリーがしょぼいので、『時効警察から小ネタだけ持ってきたようなもの』という印象。要所要所で“時効警察っぽい”小ネタで笑えるのですが、結局ストーリーはというと。。。。ショートムービーレベルですね。 |
![]() 3D球体パズル 60ピース 目玉おやじ 2003-285 |
鬼太郎の親父をパズルで楽しく作っていくという水木しげる先生大絶賛のパズルゲームが登場です!
鬼太郎の親父を作っていくという少しグロくてとっても楽しいこのパズルゲームは私たち鬼太郎ファンの間ではすっかり日常になっていきました! |
![]() 必殺!!主題歌ベストセレクション~裏稼業の哀歌たち~ |
他の方も書かれてましたが選曲が偏ってて曲が少なすぎる!!
シリーズが30作品で主題歌はダブりを除いて30曲近くあります、 火野正平が歌った挿入歌や、必殺必中仕事屋家業の殺しのテーマの元歌「夜空の慕情」 まで入れたら40曲超えるボリュームなんです。 私は何年か前に廃盤CD他なんとかかき集めてマイ・ベストを作りました。 コアなファンに人気の有る前期〜中期からの選曲と、 多くの女性ファンやお茶の間の人気を獲得した仕事人シリーズの2枚組みでまとめるとか 何か工夫出来なかったのか?そう思うと実に残念な内容でした。 |
![]() インスタント沼 ミラクル・エディション [DVD] |
麻生久美子演じる主人公は色々矛盾を抱えた女性です。
「オシャレな大人の女性向け」を標榜する雑誌を作りつつ、 自分はちょっとズレたセンスの服を着て街を闊歩し、 「見えない物は信じない」と言い切りながら、 古い折れ釘に拘泥してみたり、黒猫の置物の呪いを気にしていたりする。 そしてそんな一貫性のなさからか「ジリ貧人生」に陥ってゆきます。 でも、何故かそんな彼女に親しみを感じずにいられなかった私。 思うに、誰だって理想と現実のギャップに悩んでいると思うのです。 今理想的でない自分も「それは理想へ向かってゆく課程だから」と 言い訳をしてみつつ、理想の自分がいつ現れるか、自分でも信じられなかったりする。 この映画における「見えないものを信じてみることも大事」というフレーズは、 「将来の自分を信じる」ということに通じていると思うのです。 そこに通じる確かな道筋が見えず色々な自己矛盾に陥ってしまうぐらいであれば、 思い切って自分を解放し、こだわりなど捨ててしまえ。 「蛇口を開けろ!」 から始まる本作の疾走感は、まさに主人公の自己解放の姿の爽快さによるものだと思います。 ギャグや間が微妙だったり気になるところは多々ありますが、 途中からどうでもよくなりました。 上がりすぎのテンションもアリエナイ展開も、まとめ過ぎな感じのラストも許せてしまうのは、 全てを捨てて出直す彼女の爽快な姿あったればこそ。 ナンセンス映画と唾棄するものではありません。 得がたい共感をもたらしてくれる一本でした。 |










![Famicom Tantei Club 2 [MUSIC] - Staff Roll Famicom Tantei Club 2 [MUSIC] - Staff Roll](http://img.youtube.com/vi/x8FpjfkTj04/1.jpg)















