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そんな彼なら捨てちゃえば? [DVD] 基本映画は若干重めか社会派のおやじ臭いのが好き。
このテの楽しい映画は(プラダ…とかお買いもの中毒…とか27dressesとか、とにかく女の子メインのハッピーな映画)
は元気出したいときに敢えて見て、単純に元気出すクチなのですが、
これはっかなり私としては傑作だった。ジャンルが違う気がする。
地に足がついているけど、面白いし、色々な要素が詰まってる。

というのが、ほとんど非現実性がない。ありそう。どこにでもこんなこと。
なかなか日常ではありえない偶然がきっかけで大きく展開していく話ではなく、複数の人間関係が、偶然絡み合っていくわけでもなく、
ああありそうだ、この展開、というポイントばっかり。なのに楽しいし新鮮。なぜだろう。キャストや脚本かな。

もちろん細かいところ、(ドリューに間違い留守電が入ってガックリとか、最後ドリューと不動産屋が偶然出会うとか)に
偶然の設定はあるけど、そこに本筋は依存していないので、小さな偶然ということで、うなずける。

こういう複数の人間がメインの映画って相関関係がハッキリわからぬまま未消化で終わることが多かったけど、
なんともわかりやすい。中心に同じ会社の3人娘がいる、そこから外側に交友が展開していっている。
モナリザ・スマイルに出ていたあの女の子が愛らしかった。またああいう役なのね、と思ったけど。

セリフや行動もうなずける。
女性が理想につっぱしってカリカリして男性を遠のかしたり、
ラブモードで突っ走って引かれたり、
女性同士の空虚な慰め合いも、都合のいい解釈もあることだなあと思って、
妙に登場人物に親近感まで沸く始末。たぶん、小さいことはよく気がつくけど視野が若干狭い女性のくせなんですよね。
そうなってほしい結論ありきで話を練り上げていくのが。

楽しい映画を見て、なんか軽い自己啓発書でも読んだような充実した感じを受けました。

しかし邦題がおしいかな…
ベクトルが逆のような、全然関係ないような。
タイトルから受けるイメージとは内容は違います。少なくとも私は。
そのまま、「彼はあなたに興味はない。」としててくれればいいけど、それだったらターゲット層が見ないのだろうか。

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ほぼ満足です。

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