機動戦士ガンダム 0083 「スターダスト・メモリー」 CDシネマ 「ルンガ沖砲撃戦」
OVAシリーズの第6話と第7話の間にあたるストーリーです。
新型ビームライフルのテストを行うガンダム試作一号機のエピソード。
ちょっとマニアックで専門的な用語などが飛び交っており思わずニヤリとさせられる場面が多々あります。
また、OVAシリーズには無かった第7話の予告編もラストに収録されており貴重です。
このCDを聴くときはヘッドホンがおすすめです。コックピット内で聞こえるマシンガン被弾の音などが非常にリアルです。
砲撃のあとで (集英社文庫)
三木卓の連作(っぽい)短編集『砲撃のあとで』です。表題作『砲撃のあとで』、芥川賞作『鶸』を含みますが、各作品の長さは結構まちまちです。短編としてはまぁ長目のものから掌編、1ページにも満たない超短編もあります。
作品の舞台は戦時中。主人公はごくごく幼い少年です。作者は幼い頃に戦争を体験したのでしょうか。それにしては随分明瞭な描写です。子供心にもよっぽど苦しく辛く、それだけに胸の奥に深く刻み込まれる程の原風景ともいうべきものとなる経験だったのでしょう。
主人公が子供だからか、出来事や登場人物が複雑に絡み合うようなストーリーはないですね。どちらかといえば童話的な印象も受けます。
大事にしていた鶸とアニとの間で板挟みとなる主人公は、子供ながらに悩み葛藤し苦しみます。戦争とは、何もかもを容赦なく奪っていくものなのですね。
メタルスラッグ7
メタスラ4から始まった暗黒時代・・・。 5もスライディングが原因で駄作と呼ばれ
6で汚名をやや挽回するもののいまひとつ勢いは無く、シリーズ終焉の空気に包まれました。
そんな中、ついに今回ニンテンドーDSにて待望の7発売。
任天堂機・・・思わずメタルスラッグアドバンスを彷彿とさせます。
ところが箱を開けてみるとびっくり。しっかりとゲーセン仕様で、これでもかと言わんばかりの
バリバリ動きまくるボス戦、熱いBGM、ことごとく進軍するモーデン軍たち。
宇宙人相手に戦う雰囲気も嫌いじゃないですが、やはり戦争ですので人間と戦いたいものです。
今回は敵がほとんどモーデン軍なので戦闘が楽しいですね。
メタルスラッグ1〜Xが好きな方には是非オススメしたいです。
(ちなみに私はXが一番好きです)
キャラ固有で特徴があるのも、キャラごとに色んな攻め方が出来て面白い。
6から「ウェポンストックシステム」(以下WSS)が実装され、代わりに武器の装弾数が激減しました。
今回もWSSは導入されておりますが、“装弾数は1〜5のシリーズへと戻されました”。
あまり触れられてないように思えるのですが、何気にこの違いが
私にとってはこのゲームの楽しさを倍増させた大きな仕様変更だと思っています。
6におけるWSSは弾が少ない事もあって、ここぞと言う所まで武器を温存しておいて
そこまでは必死でハンドガンを撃ち込みながら進む
「ハンドガンを強要するシステム」でしか無かったように思えます。
(温存しなければすぐ武器が無くなって結局ハンドガンで攻めぜるを得ませんし)
ゲーム自体の演出等は嫌いじゃないですが、これのせいで6は個人的に5より苦手でした。
・・・私が下手なだけだったらすみません。
7では弾の数は以前のシリーズと同じです。これによってハンドガンを強要するシステムから
「“ストックしている武器でいかにここを突破するか”を常に考えさせるシステム」へと
変貌を遂げたように感じます。6の節約精神は綺麗に捨ててください。
装弾数が多い事もあって、2つストックしていれば片方が無くなる頃には
もう次の武器が手に入りますので、パワーガンを撃ちまくる爽快感が大幅にアップ。攻め甲斐がありました。
もちろん、時にはハンドガンが有効な場面もありますので使い分けは重要です。
余談ですが比例してフィオが鬼になりました。
上記の通りゲームバランス、システムは文句無しです。不満な点としては
・ボスがよく動くのはいいものの使い回し、デザインにやや難。
・2人プレイが出来ない(ここ重要)
・解像度の関係で少しドットが潰れる
・下画面の存在意義 上記と合わせて「DSである意味合いが薄い」
(ですがDSのボタンの連射のしやすさが意外と良かったのはビックリ)
総合的に見れば、プレイモア製作のシリーズとしては傑作の部類だと思います。
今回はビギナーモードでも最後まで遊べるので
ゲームに慣れてきてからも時々ビギナーモードで遊んだりすると手軽でよい感じです。
4〜6で離れてしまったユーザーは勿論、メタスラ入門としても悪くないでしょう。
DSでアクションゲームをお探しの方にも、是非オススメできます。