ダグラス・サーク傑作選 南の誘惑 [DVD]
ダグラス・サーク氏のデトレフ・ジールク時代の作品です。
ツァラー・レアンダーというドイツの女優さんが、超美しくてエレガントです。髪型も衣装も戦前の洗練された階級?のファッションで、何度も目を奪われてしまいました。
この話は、北欧の女性がスペインの闘牛士のマタドールと恋に落ち、結婚してしまうんだけど、マタドールは言ってみれば、ちょっと男尊女卑な封建的な男であるし、妻は北欧育ちで雪やなんかが懐かしいのに、毎日スペインの暑い気候で、自由もなく、ストレスをためていくのですが、息子が救いになっているのです。なんか、アンナ・カレーニナをちょっと思い出しました。
夫婦というものは、他人よりもよく知り合っている間柄ですが、お互いの違いも細かいところまで認識されていて、それがつらくもあり、それを不満とばかり思わないで、相手を尊重しあうことでなんとか続いていく関係でありましょう。
最後に、北欧からやってきた元カレを振ろうとするところが、偉いというか、サーク氏の品格を感じて、純金だ!!と思いました。しかし、夫のマタドールが嫉妬に狂った余り、でしょうが、卑怯な手段に出たので、最後・・・となるのです。
闘牛は好きではありませんし、スペイン本国が、なんかやめる方向らしいですが、最近真の闘牛士は、どんなにもてはやされようと、一人で孤独な戦いの人生を生きているのであり、立派な牛を愛している、ということも、本で読みました。でも、やはり牛は人間がけしかけなければ、戦わないでしょう。
デュアン・サークII(15) 永遠の約束、それぞれの旅立ち<下> (電撃文庫)
デュアンサークは全部読みました。15年間の長期連載お疲れ様でした。フォーチュンクエストでデュアン君の子孫が出てくると面白いですね。
サークIII全曲集
FM音源バージョン27曲とCM-64バージョン11曲のアレンジバージョン2曲からのとてもボリュームのある内容となっています。
音としてはCM-64、アレンジバージョンもいいのですが、FM音源の方が曲のバランス、音源の使いこなしの上で勝っていると思います。
(アレンジバージョンはもう少しがんばって欲しいところでしたが…そこが星-1なところです)
ブックレットには総監督の中津氏、脚本の瀬田氏、音楽の瓜田氏のコメントがあり、映像・音楽のシンクロの苦労話、その効果の高さ、などファンには少ないですがたまらないコメントもあります。
FM音源ということで今聞けば音源自体の貧弱さは仕方ないのですが、曲自体は映像を意識した非常にレベルの高いものがそろっています。
サーク1・2 【PCエンジン】
PCからの移植ですが自分は知りません。イース1-2と同じようにカップリングで発売されましたが、グラフィック、音楽、サクサク感、同じようなゲームのイースと比べるとかなり落ちます。
サーク3 【PCエンジン】
タイトルが示す通り3作目となるシリーズ物のアクションゲーム。
それだけにストーリーやキャラクタに関しては
1作目と2作目をやってないと分かりにくい部分もある。
だがアクションゲームの部分は完成度が高く
見下ろし型の画面でありながら障害物や足場などに
立体的な高低差を取り入れたりと凝った作りになっている。
アクション部分に力を入れてる反面、
ストーリー中の演出がやや地味な感じはするが
総合的には良い出来だと思う。