風と凪
熊木杏里さんというシンガーソングライターに出会えたことは、今年一番の大発見だった。
なんちゃってシンガーソングライターが蔓延している中、彼女は真の意味でのシンガーソングライターだと感じる。
これを聴いて、最近の歌手にはこんなにすごいのがたくさんいるのかと、他にもいろいろな女性ソングライターを聴いてみたが、
明らかに彼女の作る曲のレベルと比較すると歴然とした開きがある気がする。
一聴すると、個人的な日常や想いなどを綴ったシンプルな歌という観点では、その他大勢と変わらないのかもしれないが、
1曲1曲の細かいメロディや節回しなど彼女のひらめきには本当に驚かさせられるものがある。
そして何より彼女のすごいところは、どんなリスナーにも引っかかるそのストライクゾーンの広さだと思う。
クラシック好きとかロック好きとか、いろんなジャンルの音楽ファンがいるが、その多くの人にもピンとくる音楽だと思う。
その間口の広さは、ちょっと今の他の歌手にはない魅力だ。
天性のソングライティングというのだろうか。誰々と比較とかは出来ないが、ポール・マッカートニーにはポール節、
ブライアン・ウィルソンにはブライアン節があるように、熊木杏里には熊木節が既に確立されている。
(一応、かつては小室哲哉には小室節、小林武史には小林節もあったと思う。そんな意味で)
LOOKING BACK2
今思うとオフコースには、よくも悪くも聴いていてひっかかる感じがあった。それがオフコースの魅力であったり、イマイチと感じる部分だったように思う。本作では、そういうひっかかりはヤスリで削り落としたようになくさらっと聴けてしまう。それが気に入らない、という人の気持ちはよくわかる。ただ、いつしかオフコース、小田和正は暗い、という人の声は随分小さくなったのも、そのようなひっかかりがなくなったからではないだろうか。
「言葉にできない」はオリジナルよりはるかにいい。「君住む街へ」は小田が一人で通して歌うというその一点でオリジナルより上である。「愛のうた」があまりいいと思えないのは、オリジナルに特別思い入れが強いからなのかもしれない。
かくの如く、いい悪いは個人的な思い入れで変わるものである。オリジナルだからいい、リメイクだからダメ、って言ってる人は、要はまともに音楽を聴いていないのだろう。
競馬通ポータブル2 JRA公式データ23年分収録
予想も出来ますが、予想は当てにはなりません。
しかし、充実したデータはとても参考になります。
どこのサイトを見てもここまでのデータは得られないかも。
もし今後出すのならこの一年データ上乗せするだけ+αなので、
2800円くらいの低価格で出せば売れるのではないでしょうか?
そのくらいの値段なら毎年買いますよ。
期待感も込めて☆5つにしました。
ポパイ(2) [DVD]
日本語音声はありません 英語音声、日本語字幕です
収録作品 全9話 収録時間60分
ギリシャしんわ
おひっこし
わたしのインターナショナル
恐くなんかないさ
シロアリたいじ
私立たんていポパイ
エイプリルフールのピクニック
ねずみとポパイ
ゆかうえしんすい
特典映像
監督プロフィール
ポパイ誕生秘話
ホウレンソウについて
となっております
個人的には懐かしくて楽しめましたが、やはり日本語吹替が欲しいところです
個人主義
小田和正といえば、オフコース〜「ラブストーリーは突然に」などの繊細かつドラマチックなラブソングでヒットを重ねる軟派なシンガーだという偏見が強いが、本作を聴くとその誤解が解ける。本作収録の曲が心にしみるのは女性よりもむしろ男性、それも彼と同世代の人だろう。ずっと引きずりつづけた青春期の感傷から別れを告げ、一人の男として生きていく覚悟を50を過ぎてやっと歌うことに成功した、彼本人の人生観の成長を見ることが出来る作品である。
それまでの作風と違い、生きる重荷を背負っていく決意が前面に出た曲が多い。「The Flag」や「青い空」、「19の頃」など普通に日常を生きている人たちへの応援歌が多数入っており、新たなファン層を開拓した。作曲面やアレンジ面は確かにワンパターンともとれるが、歌詞のレベルは彼のキャリア史上最高の骨っぽさと意思の強さを感じさせるものになっており、スターダスト・レビューや佐藤竹善、山本潤子らの助けもあって、結果的に渋めの良作AORとしていい具合に落ち着いている。オフコースや「ラブストーリー〜」の幻影からやっと解放されたような、年齢相応の視点とのびのびとした歌いまわしが特徴的な作品。