アヒルと鴨のコインロッカー(韓国本)
『こんな展開ありかよ~』と思わず言ってしまいたくなります。
深く考えずにスラスラ読んでいたら、まんまと騙されてしまいました。寧ろ騙されていたかったですね。強い強いと思い込んでいたので、なんだか残念なのですが、この本を読んで、こう、案外人は脆いのよ、というのを実感したりしました。そんなことを思うと涙が出てきました。
そんな趣旨の小説ではないのかもしれませんが、是非読む人の観点で何倍も何倍も味わってほしい小説だなぁと思います。
スッキリするかどうかは、個人のとららえ方ですね。私は満足しました。お勧めですv思わず友人に回してしまいました。
モダンタイムス(上) (講談社文庫)
評価の大きく分かれる作品だと思う。伊坂ファンの間でも、分かれるだろう。
伊坂氏によると、本書はゴールデンスランバー (新潮文庫)と同時期に書いた本だ。この2冊は異なるアプローチで書いて見ようと思ったらしい。本人としては、モダンタイムスの方が“集大成”という認識でいたが、世間の評判は逆で、ゴールデンスランバーの方が上だったようだ。(参考:IN★POCKET 2011年10月号)
確かに本書は、伊坂幸太郎“らしい作品”というわけではない。
何となくスッキリしない、もどかしさのようなものも感じる。
ちなみに、本書は文庫化するにあたり、かなり手が加えられている。私はハードカバーの新刊で本書を読んだが、まぁ3年という時間の流れもあり、記憶もほど良く失われ、文庫も抵抗なく読めた。
抵抗なく?いや、面白かった。
感想としては、ハードカバーを読んだ時よりも、文庫の方が面白く感じた。
それは単純に加筆があったからというわけではなく、自分の内面の変化が理由だと思う。正直にいうと、ハードカバーで読んだ時は、つまらないと感じ、少しがっかりした。
本を読み返すと、得てして新しい発見があったりする。本は読む時期、読む年齢によって変わる。本書は加筆があるだけに、1度ハードカバーを読んだという人にもお勧めしておきたい。
ただし、やはり万人に受けるタイプの小説ではないと思う。伊坂氏の実験的な小説、くらいに思って読むのがちょうどいいと思う。(実際は、伊坂氏の本質的な本だと思うが)
死神の精度 (文春文庫)
すばらしい!
優れた短編小説集の見本のような作品です。
主人公は、死神。その死神はこれから死を向かえる人間の資格調査(?)のため
7人の人間に出会う。
そこには、シンデレラ・スト−リ−、ロ−ド・ノベル、本格密室推理など、バラエティ-に富んだ展開が待っている。
さらに、短編らしく意外性がありながら余韻を残した結末が、作者のセンスを物語っている。
そして、最終章では、はっとする展開やすがすがしいばかりの結末が・・・。
キャラ作りの天才である作者の真骨頂である、主人公のディテ−ルも、申し分なく
音楽好きな死神がすこしKYなところがありながらも、作品の雰囲気をかもし出してくれている。
映画が楽しみな一冊でした。
斉藤“弾き語り”和義 ライブツアー2009≫2010 「十二月 in 大阪城ホール ~月が昇れば弾き語る~」LIVE DVD(初回限定盤)
ギター、ドラム、ピアノ弾き語りLIVEでこれほど楽しませる『せっちゃん』は、やっぱり最高だと思う。
汗がこっちにまで飛んできそうな迫力、すべてが最高!ギターは、色っぽい、ピアノはジーっんとくる。ドラムのせっちゃんは、悪戯っぽくて、たのしい。DVDの中に引き込まれそうです。そして、ドラムのステージへ移動しているせっちゃんは、「踊り子さん?!」気分で胸キュンです(笑)何度聞いても完成度が高い LIVEです。買ってよかった〜。
Ramones (Dlx)
伝説のパンクバンドRAMONESの1stアルバム
ジャケットからしてものすごいインパクトがありますね
曲は短くシンプルで勢いがあり歌詞の内容も過激です
ノリノリのパンクがたまらなくイイ
これは病みつきになります