聖者の行進 (幻冬舎文庫)
私はこの本を読んでから『障害者』という言葉を使わなくなった。この物語で、「障害を持つ人でも、こんなに周りのことを考え、一生懸命生きている」ということを知ったから。
主人公・永遠は、知能に障害があるために兄弟からのいじめを受けていた。そこで永遠の親は、彼を障害者の保護をしているという工場に入れることを決意。しかしその工場では、永遠やその仲間に対するいじめ・差別・レイプなどが起きていた。永遠たちはそれにも負けず、助け合いながら‘一生懸命’生きていく…
この本は私に色んなことを教え、影響を与えてくれた。
永遠は工場の皆と『ぷらいど(プライド)』を忘れずに頑張っている。
この本は、最近、私達が忘れていたものを思い出させてくれた気がする。
聖者の行進 (創元SF文庫)
アシモフのSF短編集。
一番面白い話はやはり映画「アンドリューNDR114」の原作、「バイセンテニアル・マン」。映画はこの話が元になっていますが、僕はこの原作小説の方がずっと好きです。原作小説には恋愛的な話はありませんが、一人のロボットが「人間になる」事だけを望み、努力するストーリーが純粋に楽しめます。僕は映画よりも感動的なストーリーだと思います。
そのほか、「女の直観」はスーザン・カルヴィン博士が登場するロボットもの。女性型の知能を持った新型ロボットに関して起きた事件を、カルヴィン博士の推理が鮮やかに解決します。あまり読者が推理できる形式ではありませんが推理小説的で面白いです。
映画に使えるような小説を書いてくれと言う依頼に対して書いたと言う「ウォータークラップ」も、内容的に少し地味で映画になる事は無かったようですがつまらなくは無いです。一つの海底都市がテロリストによって壊滅させられようとしている危機を知恵の力で救うクライマックスは印象的です。
他にも「心にかけられたる者」「天国の異邦人」などのロボット物も収録されていて、ロボットものの小説が好きな人にもお勧めの一冊です。
聖者の行進 DVD-BOX
聖者の行進を見ると、今のドラマなんて大した事ないなと感じさせられるくらいの内容です
キャスト選びも抜群のメンバー揃いだと思いますし
演技力もみんな半端ではありません
知的障害者たちへの虐待シーンは恐ろしいくらいリアリティがあります
正直、目をつむりそうになりながらも見なくてはならない衝動に駆られました
きっと今じゃこういったドラマは絶対に放送されないでしょう
購入するに値する作品であると思います(自分は購入しました)
聖者の行進はただ"面白い"という判断を下す事はできないでしょう
それくらい深い作品であり、心動かされる内容だと思います
未成年 DVD-BOX
自分の原点となる考え方に、地響きのような衝撃的な共感をもたらしたテレビドラマ。
ふだんドラマなんて見ないけれど、これは昔意地でもビデオにとって毎回欠かさず見ていた。本当に最高におもしろいドラマだった。
ウンコもらしたとか風俗嬢が出てきたりとか、けっこうエグい内容もある。今となったら少し問題にされそうな内容かもしれない。でもこんなドラマが許された1990年代のテレビドラマ界はすばらしいと思うし、いつかまたこんな風に現実に切り込むドラマが出てくれればと思う。
キャストもすごい。皆がそれぞれに闇を抱えている役柄を、非常に上手く演じている。
不思議なのが、擦り切れるほど見たビデオ、何回見ても涙が出る。特に最後の方は名言だらけで、他人と比べられることに異を唱えた主人公ヒロの自由さに、当時あらゆることに縛られた学生だった私は心から感激した。自分が言い表せないもやもやを、ヒロがとてもうまく代弁してくれたような気持だった。スカッとした。しかしどこか切なくて、若さが空しくて、余韻が後を引いた。今なお忘れられない。
永久保存版としてのDVDは、高価だが買いだ。このドラマは今見ても古くない。このドラマにかかわったすべての人に敬意を表したい。
ベスト・クラシック100
クラシックはいろいろとツウですけれど、
このCDの選曲がなんとも絶妙で、長さもこのくらいが丁度いい。
抜粋になっている曲もあれば、全曲入っているものもありますし、
音楽を教える仕事柄、これはどんな生徒にでも勧められるアーティストであり、曲が見事にそろっています。
いろんな時代がまざっているので、飽きませんね。
ここをきっかけに、もっと聴いてみたいなと思ってくれたら、
クラシックの輪がぱっと広がりそうです。
久々のヒットです!