ダンヒル エディション オーデトワレスプレー 100ml 【HTRC3】
スパイシーだけどそれほどきつくなく、仕事でつけていてもさりげなく香るので違和感がありません。ただ甘い香りや柑橘系の香りが好きな人には向きません。
We Wish You a Merry Christmas
清しこの夜、ジングルベルなど、みんなが知っている歌がいっぱいの歌集です。 伴奏付の楽譜と、ビクトリアン風の挿絵がすばらしい!! ページを繰るたびに 音楽が聞こえてきそうです。
パイプの本 (1971年)
馬具製造業から喫煙具製造販売業を経て英国を代表するファッションブランド業へと進展したダンヒルの二代目当主、アルフレッド・ダンヒル(1872-1959)が著した喫煙具についての研究書である。およそ16世紀から本書が刊行された1920年代までの喫煙および喫煙方法、なかんずく喫煙パイプについての考察が著者独自の歴史観によって書かれている。1924年の出版後およそ半世紀にわたって、喫煙家および好事家たちの興味を惹いた書物であり、1969年にはダンヒルの子息が時代に合わせた加筆修正および資料図版を加えた改訂版が出版されている。日本語版は1971年、劇作家の梅田晴夫が翻訳出版し、1976年には装幀が一新され再版されたが、現在は原書を含めて絶版中である。人種差別が公然とまかり通っていた時代を象徴する如く、原書に多くの差別的な表現が散見されるのが絶版の大きな理由であろうが、それ以上に、全世界的に公共施設の禁煙化が推進されている現在、そして恐らくは今後も本書が復刊される可能性は薄いと言わざるを得まい。しかし、喫煙の歴史についての研究に先鞭を付けた点は評価されるべきであろう。
English Songbook: Traditional Folksongs
ボストリッジの声は透明で美しい。歌唱は完璧で心温まる。伴奏ピアノも表情豊かだ。特筆すべきは、選曲がすばらしく全曲を通して聞くと一つの詩劇のようだ。もう何回聞いたか数えられない。何度聞いても感動する。聞けば聞くほどに味わい深い。こんなCDはめったにない。私のとって本当に特別な1枚だ。このCDの制作にかかわったすべての人たちに感謝する。
たばこ紳士 (1967年)
この本の著者アルフレッド・H・ダンヒルは、1928年に父の跡を継いで、ダンヒル商会の三代目当主となった人物である。本書は1954年に出版された喫煙具の解説書だが、父が1924年に著した「パイプの本」と並び、喫煙者のバイブルとされている書物である。前掲書から30年を経て発表されたこの本は、ダンヒルの喫煙具の製造法および煙草についての詳細な記述が目を引くが、父ダンヒルのやや晦渋な文章に比べてかなり判り易い内容となっている。出版からほぼ10年後、作曲家の團伊玖磨が、英国留学の際に語学習得のために本書を日本語訳したのが、本書がわが国に登場するきっかけとなった。日本語版は1967年、当時氏が「パイプのけむり」を連載していた朝日新聞社から出版された。装幀を手がけたのは若き真鍋博、ダンヒルのパイプの写真を使ったこのカバーは今観ても素晴らしい出来映えである。内容もほとんど古びていないが、絶版になって多くの年月が過ぎた。しかし世界的に嫌煙運動が推進されている現在ではやむを得ないであろう。