彼女の演奏はオーラが光ります。見えるわけではないんですが、別に彼女がオオカミ保護で有名で、オーラが見えるらしいろいう不思議な話とは別に。 彼女のデビューがラフマニノフのピアノコンチェルトだったからでしょうか。あのバレリーナのようなほっそりとした姿からは想像できないほど深いラフマニノフです。 今の彼女の演奏も自己主張がありますが、昔の彼女の音楽も素晴らしいのです。
「ワルキューレの騎行」を聴きたくて購入しました。
ワーグナー好きなんですが、お店にあんまり置いてないんですよ。癒しクラシック全盛のせいでしょうか?
どれも耳慣れたクラシックだけあって、じっくり浸るにふさわしい!
作曲者が自分の気持ちを前面に出てて、わかり易いのです。
これを聴きながら作業をすると、地の底から何かが湧いてきて元気が出るのですが…私だけ?
岩山を登っていくイメージをお探しの方はどうぞ(^o^)丿
エレーヌ・グリモーは、最近、皆の話題になっている、名ピアニストですが このCDに関して言えば、あまりパッとしなかった。アバドとユウ・ワンジャの 録音の方が、迫力があって良かった。グリモーは、ピアノタッチがしっかりした ピアニストで、モーツァルトの23番などは、すごく良い録音でした。この録音を 聴いて買ったのでしたが、いまいちの演奏でした。 ラフマニノフの2番は、ユウ・ワンジャや、リーリャ・ジルべステインの録音 (いずれも指揮はアバドです)が個人的には大好きです。 演奏に対する、個人的な好みというものがありますから、鵜呑みにしないで、聴いて みて下さい。
堂々とした、しかしともすれば肩肘をいからせた緊張感が強く重たい演奏の多い中で、悠然とした構えにあって且つ旋律をたっぷりと歌わせた抒情性豊かで滋味あふれる演奏となった。すこぶる好感のもてる演奏だ。グリモーの感性の冴えとデリカシーがこの曲でもいかんなく発揮されている。さらには巨匠ザンテルリンクの懐の深い、いぶし銀のようなサポートがあってなしえた好演だ。この演奏を聴くと作曲年代は離れているものの第2番への予兆を強く感じさせる。
ブラームスというと、女性には手がでない作曲家、などとよく言われますが、エレーヌ・グリモ-にはあてはまらないでしょう。この人のブラームスの演奏は絶品!すばらしいロマンチックな感性と、力強いテクニックでこのCDに録音されている曲集を見事に弾いています。この人の演奏は、幻想的であり、また深い人間性を感じさせられるものです。決して華やかにテクニックを見せびらかすのではなく、まさにブラームスの音楽を心から愛しているという事が感じられる演奏です。ブラームスを聞いたことのない方、またこの後期の曲集を聞き比べたいと思う方もぜひ手にいれるべきCDです!
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