クッキーを焼いたりお茶を飲みにいったり
お友達と手をつないであるいたりジュリーの話をしたりするのが楽しくて
すてきな男の子に憧れている平凡な女の子で十分なのですという先生が大好き
ばかばかしいといってしまえば読めないですが
こんなことに憧れている女の子はたくさんいたのです
そしていつまでもかわらずに持ち続けている女の子の心がなければ
男の人になんて幻滅してしまって結婚も出産も恋愛さえできないと思います
夢をこわすようなすてきじゃない男の人なんて好きじゃないです
クッキーを焼く幸せ、チェックのスカートをはく幸せ、ポニーテールにリボンをつける幸せ
陸奥A子のまんがっぽい容姿の男の子はそれだけで
まじめに仕事をして生活力があれば女の子にすかれて結婚できると思うくらい
つぼを押さえていると思います
わかってくださいお月さまがかわいくてお気に入りなのですが
私は運動神経が発達して背が高くてお勉強ができて頼りになるかっこいい人が好きです
「りぼん」のコミックスはほとんどリアルタイムで読みました。「こんぺいそうのフランソワ」は雑誌連載が終わったときに雑誌よりすこし小さめの、雑誌のような体裁の「愛蔵版」のようなものがコミックスに先駆けて出されて、いまでもたまに取り出して読んだりもします。新刊は気づけば買うといった程度で、本書も久しぶりなのですが、やはり線が変わってしまったことを個人的にはどうしてもいまだに受け入れられないでいます。
ここに掲載されてある「2度目のプラチナ」という話が個人的に自分とかぶっていて読むと泣けて泣けて…。大人の恋の切なさやもどかしさやあきらめ、ずるさなどがうまく書かれていると思います。昔のロマンティックな陸奥さんの作品もいいですが、大人になった陸奥さんの作品は本当に切ないものが多くて30代には心に響く作品が多いです。
私は、この作品で陸奥A子さんを知り、そして彼女の大ファンとなってしまいました。それくらいこの漫画、素敵です! ていうか、あたしがなにより陸奥A子さんの漫画ですきなのは、漫画の中に出てくる部屋、雑貨、洋服たち! この漫画の主人公の部屋もすごーくかわいいんですよ。 インテリア、雑貨好きの人にもおすすめです。
実は少女マンガ時代以降のの陸奥さんの作品を読むのは、これが初めてだった。少し心配でもあり、期待も有った。絵柄は大人向けに、目は小さく、絵は全体に白っぽい。書き込みをあえて減らしているような印象すら受ける。クルマを小道具に使うのも変わらない。現実の大人がそうであるように、大人の女性の中に(かつてのあの芯の強い)少女達がいる。大事な人の死を作品にいれるバターンもなくなっていない(White Whisper)ママ(千春さん)は今のフランスあたりだとぞろぞろ現実にいそうである。案外今の日本にも結構いるのかもしれない。昔りぼんで陸奥さんや田渕由美子、太刀掛秀子にはまった世代の人達は、疑う余地なくすんなりはいっていけると思う。オールドファンのみならず、絶えず新しい人達にはいっていける力を持つ陸奥さんはやはりたいしたものだと思わざるを得ない。
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