なんだかまだ、元気が出ない朝や、ちょっと疲れた1日の終わりに、日めくりの言葉が元気をくれます。忘れていたことを思い出したりして。働く母の私は、
台所の壁にぶらさげて、愛用しています。
人から薦められて購入しました。
当たり前のようで、本当に心から深く考えることを避けていることを
容赦なく指摘してくれる本でした。
「生きる価値のある人生とは、自分の選択や生き方に責任をもてる人生だけ」
とか、
「残酷なくらい自分自身に素直にならなければ、生きる目的はみつけられない」
などなど。
著者の書いていることは、叱ってくれるお母さんの言葉のように感じました。
とにかく、ポジティブで、そのままのあなたが本当によいと思う生き方をしなさい、
と、叱咤激励されているようでした。
よくあるスピリチュアル本とは少し違って、愛情のこもった「厳しさ」を感じました。
引用は、どれも印象的です。
どの引用がツボにはまるかは人それぞれだと思いますが、人生の年輪を重ねるにしたがって
気に入るフレーズも変わるのかもしれないという気がしました。
いまの自分にとっては、これが一番ぐっときました。
「何でも愛するための方法、それは、そのものがいつかなくなるかもしれないと気づくことだ」
チェスタトンの言葉だそうですが、どんな人なのか、もっと知りたくなります。
引用句は、ちょっとしたブックガイドのように使える気がしました。
少しずつ、長く、愛読できる本だと思います。
人生において、決断するタイミングは何回もあるし、
その中には、人生を変えるような大きな決断もある。
でも、その決断をする時に、その基準がはっきりしている人は少ないだろう。
なんとなく、周りに流されて、とか一時的な利益に目がくらんで、と反省する事もある。
社長の本なので、自慢や強調しすぎの部分もあるが、第2章だけでも、この本を買う価値はある。
自分の決断をよりクリアにする為に、P96とP100を手帳にメモしてください。
自分の決断が、会社や家族など、大きな影響を及ぼす立場なら必読の本です。
高価な書籍ですので購入するのに躊躇しましたが、 買って良かったと思っています。
西嶋和夫さんは、すでに90歳を迎えられていますが、 70年以上に及ぶ坐禅の実践と、曹洞宗永平寺を開いた道元禅師の著作である 正法眼蔵への研究に人生を注がれ、長年積み上げてきたものの結晶として この書籍を書かれたのかな、と読みながら思いました。
仏教は理論的に非常に緻密ですから、どうしても専門用語を用いながら合理的に 説明が書かれていますので、素人の方は「すごく難しい本」と印象を持たれるかもしれません。
でも、西嶋老師が長い人生を通して体験してきたことと仏さまの教えがどう関係があるのかを 分かりやすく説いてありますから、少しでも関心を持った方にはお勧めします。
仏教の本は、1回読んですぐわかるというものではありませんので、 他の本も合わせて、何度も読まれているうちに、仏教の大体の輪郭が お分かりになるのではないかと思います。
冨田勲といえば、シンセサイザーで一世を風靡したが、あの有名な「新世界紀行」の作曲者であり、「ジャングル大帝」や「リボンの騎士」等初期の手塚アニメの音楽担当者でもある。その後もドラマや映画など、様々な音楽を担当してきた。 今このアルバムを聴きかえすと、いかに冨田氏の音楽が私の生活の中に溶け込んで、人生の中のふとした場面と結びついていたかを感じさせる。
永遠の郷愁、日本人の心の原風景郷とでもいうべき「新日本紀行」、放映当時幼かった私はは鄙びた田舎の番組だと思っていたが、今振り返れば冨田氏の音楽は映像とダイレクトに結びついて、あの頃の風景の中に戻りたいという思いを抱かせる。 そして幼い頃、レオやサファイアの活躍に胸を躍らせた頃の記憶も甦る。大河ドラマを家族団らんで観ていたあの頃。 …冨田氏の音楽は1960年代以降日本人の生活に欠かせないものだったと思う。
そんな冨田氏の数々の名曲が、一枚のアルバムに集約されて残されていることは誠に嬉しい。日本人の貴重な財産ではないか。(放映当時の音源が収録されていたら、尚良かったと思うが、それは過ぎた願いだろう)
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