「くノ一忍法帖シリーズ」の劇場公開版第二作。くノ一役の野本美穂、北原梨奈、成瀬千里、テレサ・リン以外にも共演の小川美那子、城麻美、白石ひとみが脱いでくれるが、主役級の大西結花は当然ながら脱がない。そのため、脱ぎまくってくれた野本美穂に、くノ一の中で一番強い存在感を感じてしまう。くノ一が単独で戦う場面が多く、派手な立ち回りシーンが少ないのも寂しい。また、繰り出される忍法は、ふざけすぎの感があるし、くさい演出も鼻につく。シリアスさとコミカルさの両立に、無理を感じてしまった作品でもある。
ミケランジェリが亡くなってから、なかなかドビュッシーの納得できる演奏に出会えません。
しかし、ここで演奏されているドビュッシーやラヴェルは、演奏者の一本芯の通った美意識と透徹した解釈、それを十二分に具体化するテクニックに支えられ、かなり満足できるものです。スタインウェイではなくベーゼンドルファーを使用しているというのも、大きなポイントです。
また、リストについても、決してテクニックをひけらかすのではない、イメージ喚起力の強い演奏で、好意がもてます。
ところで先日、『のだめカンタービレ』の、恵がフランスの海辺の町で初めてのリサイタルを開く話を読んでいて、あれっと思いました。主催者のリクエストでモーツァルトを2曲演奏した後、恵が選んだのは、リストの『波を渡るパオラの聖フランチェスコ』、ラヴェルの『水の戯れ』と、海辺の町にちなんだ「水もの」2曲、そしてシューベルトのイ短調ソナタでした。「リストとラヴェルはのだめの先生が選んだのかな。それにしても渋い選曲だなあ」と思っていたら、なんとこのアルバムにその「水もの」2曲が入っているではありませんか。ひょっとして『のだめ』の協力者のなかに、このアルバムを聴いた人がいたのかも。ブームに便乗したCDはいくつも出ていますが、せっかくならこういうしっかりした内容のアルバムも、もっと多くの人に聴いてほしいですね。
この著者の本当の性格というか、物腰について知る由もないが、修羅場をくぐっている割には文体から謙虚さがにじみ出ており、最後まで面白く読めた。有名人との交遊や武勇伝(?)も、全体的に丁寧語でまとめられているからなのか、自慢が鼻につくこともなかった。(この手の本は鼻につくことが多いので)推測だが、この著者は本当にこの伝説の店を語りたかっただけで、自分のことを語りたいわけではないのだろう。それが他のこの手の本との違いなのであろう。
余談だが、文中にここの用心棒だったという百瀬博教さんとの絡みがなかったのは不思議。
龍馬が大好き! 来年の大河は龍馬というので、ここのところ龍馬関係の本が続々と出てきている。いくつかの本を立ち読みしていたが、龍馬ファンの私としては、買う気にはならなかった。 この本は、目次を見て読みたくなったので買ったんだけど、 良かったよ! 臨場感あふれる場面に、まるでその場にいるかのような気持ちになって、まさに、帯の言葉にあるように、読むたびに龍馬がどんどん私の心に入ってくるのよ。ますます龍馬様!と思っちゃいました。
アニメ版「レイアース」は3パターンあったOP・ED曲がどれも作品のイメージに合った「前向きに困難に立ち向かう」というテーマで統一されているので聞いていて気持ちが良いです。 特に「ゆずれない願い」は100万枚突破の売り上げを記録したくらいで万人に受け入れられる名曲です。最終OP曲である「光と影を抱きしめたまま」はアニメの2部の、原作とは異なったオリジナル展開の内容に非常に合っていると感じました。アニメのOP画像と共に流れるのは必聴、いや必見ですね。 海ちゃんは主人公3人の中では最もいい歌を歌っていて「いつか天使になれる」もオリジナルソングブックのパート2に入っていた曲も好印象です。持っていて損の無い1枚だと思います。
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