アニー・フィッシャー (July 5, 1914 - April 10, 1995) はハンガリー出身のユダヤ系ピアニスト。演奏活動のほとんどはヨーロッパでなされ、大西洋は二回しか渡ったことがないとか。
何の先入観も無しに、かる〜い気持ちで聴いてみたんですが・・・
(?_?)エ?、エ〜っ!ヾ(℃゜)々、スゴイ!凄すぎる(・O・;!。圧倒的な技術、説得力、表現力、深淵さ。まさに、目からウロコが落ちました。ギレリスの立場危うし・・・。正気を失った小生にはフィッシャーのすごさが上手く説明できないので、超一流の演奏家たちの言葉を借りましょう。
リヒテル ”great artist imbued with a spirit of greatness and genuine profundity” シュナーベル ”better than could ever be played" ポリーニ "childlike simplicity, immediacy and wonder" 共演したクレンペラーからも、Classictoday.com の批評家David Hurwitzからも絶賛されています。
収録は、77-78年。ピアノはベーゼンドルファーです。
レーベルは日本には馴染みのないハンガロトン。しかし録音はスーパー・ハイレベル!なんとも瑞々しい出来に仕上がっています。
断言します。この全集は人類の財産です。
いまBBC legendというlive集を入手中ですが、楽しみです!。
しなやかなセンスの良さときりりとした意志の強さの同居したアニー・フィッシャーのピアニズムは稀有の輝きを持っており、もっと評価されて然るべきだと思います。このモーツァルトの録音は、そんな彼女のピアノのもつ細やかなニュアンスが実に鮮明に捉えられたもので、彼女の音楽の真価を十二分に伝えてやまない素晴らしいものです。ことに、K.467は同曲のベスト盤のひとつに数えたい名演奏。その随所に光るセンスは、絶妙としか言いようがありません。
渋いジャズロックといえばいいか
番組中の各コーナーのテーマに使われている曲が
ここに集まってます
計れトンガリ計測部や、公園アニマル等
1曲1曲のクオリティーが高いです。
disc1〜2は有名映画で使われたクラシック曲とクラシックではないスター・ウォーズやロード・オブ・ザ・リング、タイタニックなどのテーマも混ぜられています。ジョン・ウィリアムズやモリコーネなどの映画音楽もクラシックの名曲に引けを取らない傑作であるとあらためて気付かされます。
disc3からは映画のテーマ曲は無くなってクラシック曲ばかりになりますが、disc3では主にモーツァルトの曲が収録されています。disc1〜5にモーツァルトの有名曲はだいたい収録されています。
disc4はピアノ曲が集められていてナインマンのピアノ・レッスンの曲で幕開けです。このdisc4が一番のお気に入りです。
disc5は映画の中で使われたオペラ曲が集められています。
disc6はバッハを中心としたバロック曲がメインになります。
discによってカテゴリー分けがされているので、ピアノが気に入ればまた別のピアノのCDに行けばいいし、自分の好みのジャンルや作曲家が見つけやすくなってます。
ほとんどの曲が一度は聞いたことのある有名曲ばかりなので、映画が好きでこれからクラシックを聴いてみようかなと思ってる人には良い入門CDだと思います。
あまり録音がない(?)ハンガリーのピアニストによる、シューマンのピアノ協奏曲は起伏に富んだ感情が表れたカラフルな音楽になっている。バックのオケも前に出過ぎないサポートがよい。もう50年以上前の録音で、演奏者をよく知らないが、(テクニックで聴かせるのではなく)まっすぐに音楽に立ち向かう強い芯のある語り手だと感じる。3楽章の後半は、きれいなわき水が、次々と溢れ出てとまらないような清涼な感動を覚える。
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