本書はTVアニメ一期の二話を漫画化したものです。
TV版は尺が短いせいで犯人である加護について掘り下げが足りませんでした。本書はページ数が多いのでそれをしっかりとカバー出来ています。 画力は高く、アニメに忠実な内容なので買って損は無いでしょう。
ファンとしては、『攻殻機動隊』を名乗る作品が出た以上、読まねばなるまい。もちろん、士郎正宗ファンでもあるので、彼以外の「攻殻機動隊」には満足できないけども、でもこの作品もだんだんと好きになってきた。
この攻殻機動隊のアニメ化作品 Stand Alone Complexのコミカライズも三冊目。攻殻機動隊と言えば士郎正宗のものが一番好きだけど、 Stand Alone Complexも好き。コミカライズされると聞いてビックリし、第1巻を読んだ時も、衣谷遊の描く絵、特に草薙素子の絵に違和感を感じていたんだけど、大分、画にも慣れてきたし、なんだかうまくなってきている気もして、だんだんとこのコミックも好きになってきた。
今回は、ストーリーも自分の好きだったエピソードでもあるし、思った以上に楽しめる作品だった。もちろん、ファンとしては、不満もあるけど、士郎正宗の攻殻機動隊の続編が、もはや読むことを期待できない以上、こういった作品でも読めるだけでも幸せと素直に思っておこう。
M66、アップルシード、ドミニオン、オリオン、攻殻機動隊と一貫して流れてきた士郎正宗氏の生命や種といったテーマへの考察が興味深い。氏が常々考えたり想ったりしているだろう内容が知と生命という観点から語られる。そういった点ではアップルの年表やオリオンで語られた士郎正宗流<魂の在様>と並べて観ると非常に趣き深い。(私にとっては趣深すぎて悶えまくっていましたが) ストーリー自体は、光学迷彩と高性能義体をフル活用した特殊部隊アクションであった1とは異なり、今回は素子の電脳戦がメイン。 なにしろ素子は9課をクビになっている(死んだことになってる?)ので9課の面々の活躍はなし。<そちらの続きが見たい方は1.5をどうぞ> 抽象概念・生命・知性・種・個体・死・熱力学・山のような薀蓄などというキーワードを聞くとわくわくする方にはたまらんものがあるでしょう。「うげげっ」と思うけれども「読む!」という貴方には相当の気合と覚悟とネットでの用語検索環境を準備されることを提案します。 後、近年、フルカラーに拘っていた士郎正宗氏がどうなっているかが気になる方はぜひどうぞ。
イノセンス のバージョンUP版が登場するのは喜びですが…。Blu-Ray版って先に発売になっています。あれも買ってこれも買えとはガ○ナ○○スが得意とする「1粒で何度でも美味しい商法」でしょうか???
こういう販売があるということは、現在Blu-rayで発売している他のタイトルも高画質版として再販される可能性があるということです。(高画質が売りの次世代ディスクなんだから最初から高画質にして下さい!!)
押井ファンは購入するでしょうが、ファンには惜しい売り方です。
前のディスクは廃棄でしょうか???
何だかメーカーに振り回されている気分です。
でも買います。
攻殻シリーズのサントラ第2弾。
今作ではOST1には収録されなかった名曲「Get9」「rise」のフルバージョンも収録され、個人的にはそれだけでも買いでした。
さらにTV版EDでもあった「i do」もフルバージョンで収録。しっとりとしたバラードでありながら、他のありきたりな楽曲とは一線を画す素晴らしい出来の曲に満足度も上々です。
収録楽曲はOST1と比べるとややしっとりとした楽曲のものが多いのですが、楽曲そのものの「熱さ」はむしろこちらのほうが凌ぐといったほどの素晴らしい出来。
コアな音楽ファンもきっと満足するであろう、あらゆるリスナーにお勧めできる1枚になっているので、是非手にしてみてはいかがでしょうか。
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