まずこの作品は幕末を舞台にした本格アクション時代劇です。基本的には史実どうりにストーリーが進んでいきますが、要所要所にオリジナルの
設定や派手な演出を加えており和風ファンタジックな作風に仕上がっています。
なんと言ってもこの作品の魅力はその世界観と幕末という時代に生きる人々の描写にあるかと思います。和と洋が入れ混じった街並みや情景は浪漫が
あふれます。維新志士に新撰組、そして諸外国の脅威とまさに日本が激動としたこの時代は胸が熱くなります。
そしてこの作品は、「芝居」という要素をコンセプトの一つとして取り込んでいます。こういった要素を取り入れている幕末ものの時代劇は他にはない
ので、とても斬新ですね。それと物語の山場に「芝居」を利用した面白い仕掛けもあるので是非見てもらいたいです。
そしてキャラについてですが、主要キャラのビジュアルはかなり格好良くデザインされているのでみんな画になります。内面的な部分も主人公は宿命を
背負い、その他のキャラもそれぞれに尽くすべき忠義と信念がありとても魅力的です。
ストーリーについては前述した通り史実をベースにつくってあるので、歴史や幕末ものの時代劇が好きな人ならさらに楽しめると思います。その他には
主人公とヒロインの女の子との関係も微笑ましいです。特にヒロインが主人公を一途に想う姿は可愛かったです。
最後になりますが、音楽、ストーリー、キャラ、映像と総合的にレベルの高い作品だと思います。その中でもOPアニメーションの流れるような作画と演出
は一見の価値有りです。
SPEED GRAPHERのEDやDVDのジャケットに使われたカラーイラストを中心に、 キャラデザの段階のラフも見ることができます。 コザキさんのイラスト目当てでDVDを買おうとしていたので、イラスト集出てくれて 本当に助かりました!
※当然ですが本記事は私の「主観」です。
本作は細かい所で仕様変更がなされていますが、一部は個人の感覚によっては改善とも改悪ともとれると思います。
まず前作は3Dで動き回れた街をメニュー画面に簡略化、カーソル選択のみで移動できるようになりました。
これは何かする度に街を動き回るのが面倒と感じていた方には改善ですが、あの街を動き回る事に楽しみ
を感じていた人には残念に感じるかもしれません。対してメニュー画面化していた自室内を3D化しました
が、あまり自由度はありません。どうせなら主観視点で色んな所を見渡せたり、コレクションの配置換えを
出来るようにして、カスタマイズを楽しめるようにすれば楽しかったのでは?と思いました。
そしてアルバイトの大半がいわゆる8bit的なゲームになりました。これは前作のバイトは「単なる作業」
と感じた方にはゲーム的にした今回の方が楽しいかもしれませんが、いずれも「ゲーム」でありすぎて、
前作のような「身体操作」を伴わない為、「バイトしてる」という充実感が感じられないとも言えます。
そして8bit的な為、ヌンチャクでのアナログスティック操作は個人的にはストレスを感じました。
クラコンを使えば十字キーで出来るので快適ですが、基本ヌンチャクでプレイしてる人はわざわざ付け替え
をする手間がいります。ならリモコンの横持ちを対応させればいいのでは?と思いました。
トレーニングも同様です。前作はバーベル上げ以外は一応動きとトレーニング内容がシンクロしているので
「トレーニングした」という感覚を共有できましたが、今回は反射神経ゲームとなった感があり、ゲームの
内容とトレーニングの動きが一致してないのでトレーニングしたという実感が沸きません。ここらへんは
パラメーターUPの為のミニゲームと割り切れるか、身体感覚の同期を重視するかで評価が分かれると思います。
本編中の操作ですが、前作と比べると通常時の斬る時のモーションに一部「溜め」が入っております。
対して打撃は軽くなっています。なので私は割と打撃を使う率が上がりました。
操作キャラを増やしたのは楽しかったです。シノブ、ヘンリー共に立ち回りの特徴が面白いですし、特に
ヘンリーの超速移動は戦闘にスピード感を生んでおり、新たな可能性を感じました。
ただ、いずれもステージ限定だったのが惜しいです。調整が難しいのでしょうが、クリア後にでも
各キャラ操作できるようになれば繰り返しプレイの楽しみが増えて良かったのにと思いました。
演出面で言えば、個人的には前作のランカー対戦導入時の演出が好きだったのですが今回はありません。
個人的にはあの導入演出は期待感を感じられるのでやって欲しかったです。
今回も愛すべきキャラは沢山いるのですが、個人的に勿体ないかなと感じたのは、一部の敵キャラでその
個性に見合った演出が足りてない気がした点です。前作もそんなにキャラ紹介に時間を取ってなかった
筈ですが、うまくキャラの人となりを紹介できていた気がします。今回は一部唐突な感じがしました。
批判的に書いてはおりますが、私個人としては楽しめた作品ではあります。続けて欲しい作品でもあります。
ただ前述したように、感覚の違いでこれが面白いか否かは分かれる気がします。前作要素をそのままで
ストーリー部分だけ続けるという形の続編を望んでいた方には注意が必要な作品となった気がします。
イラストと文字が良い感じに配置されていて、説明もとにかく分かりやすかったです。 どちらを購入しようか迷いましたが(どちらも中を見ました)、こっちにして正解でした。 パーフェクトガイドだけあって『こんなことまで!?』と驚くくらい詳しく載っていて、各章の詳細もバッチリでした。 少し笑えるネタもあったり…。特にキャラクターの詳細やオススメ結婚相手・育成方法は本当に役に立ちます。 こちらの方が少しお値段が高いですが、その分ページ数や全てにおいての記載が詳細ですので(その上イラストも多く何より見やすいので)お勧めします。
独占放送が勿体無い程素晴らしい出来です。この一言に尽きる!
緻密な時代考証と美しい作画、息詰まる攻防。
主人公、ヒロイン、ライバルとオリジナルキャラクターの立ち位置も明確で、
そこに史実の偉人達が複雑に絡み壮大なお話を予感させてくれます。
肝心の殺陣も、刀での斬り合いとアニメらしい演出が重なって圧巻です。
時に迷いながらも、自らの宿命を貫かんと奔走する主人公も格好良い!
作品の中で生きる誰もが皆、信念の元に生き素直に好感を持つ事が出来ます。
男女問わず、時代物がお好きなら是非観て頂きたい作品です。
主題歌もまた素晴らしく、特にOPは歌とアニメが見事に融合した必見の出来です。
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