同じウイルソンの下地づくりできれいに汚れが落ちました。
ツヤエキ自体の輝きはワックスほどではないかと思いますが、
鏡面のように景色が反射するようになります。
後はどのくらいこの状態が続くか、でしょうか。
施行は簡単でした。せっかちなので5分も待たずに拭いてしまいました。
弦楽器の叙情的なメロディと高らかに鳴り響く金管との絶妙なハーモニーが素晴らしく、この映画のもう一方の立役者として忘れてはならない。オペラチックに傾いたスター・ウォーズの近作より好きかも。 ピラミッドパターンでスケール雄大な好録音。
ROME前篇でカエサルが死に、後編に入っていよいよアウグストゥスの出番です。少年から青年へと成長したオクタヴィアヌスは、ローマを代表する偉大な皇帝への道を歩きはじめました。
毎回きわどい性描写が入っているのは連続ドラマという性質上、視聴者を飽きさせないために仕方がないことですが、さすがに何十回と見せられると飽きてきます・・・本筋では、独裁官であるカエサルが死んでからの政治抗争の連続で、ぐいぐいと政治の世界に引き込んでくれます。
カエサルの遺言で後継者となったオクタヴィアヌスは、まずブルータスら反カエサル派を一掃し、キケロ、元老院、アントニウスといった強敵を、あの手この手でやり込めていきます。わずか18歳にしてカエサルの跡を継いだためか、オクタヴィアヌスはどこまでも慎重に勢力の拡大を図ります。
必要以上に女性を前面に押し出したのは、きっと製作者たちの考えがあってのことでしょう。しかし、あまりに通俗過ぎてストーリーに締まりがなくなっていました。「一人くらい清純な女性を出してもいいのになぁ」と感じるほど、登場する女性陣は一様に堕落してゆきます。それをリアルな人間描写と取るか、やり過ぎだと取るかは、全て観終わった後にあなた自身が判断して下さい。というのも、ROME後編は『女』が一つのテーマだと思うからです。かの有名なクレオパトラが登場することもあって、彼女を筆頭に女が男を押しのけて前へ前へと出てきます。アントニウスとクレオパトラが自害するシーンは、彼女が死ぬポイントであるため、ゴールといっても良い箇所です。そして、そのシーンはおそらく、後編の中でも最も象徴的なシーンであることは間違いないでしょう。
こう批判していますが、平凡なドラマを見るよりもよっぽど有意義な時間を味わることは確かです。カエサルという英雄が死に、落ち着くべき所に権力が納まるまでの過程は『カエサル暗殺事件』以上に見応えがありました。忠実に義父の想いを受け継いだオクタヴィアヌスもまた、違うタイプの英雄なのです。
最後に印象に残っている箇所について書きます。カエサリオンとマエケナスはなかなかの好青年でした。
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