映画『アメリカン・グラフィティ』1960年代のカリフォルニアの小さな田舎町を舞台に、4人の若者の輝きに満ちた姿を描いた青春ドラマ。 昔、兄貴の部屋にこっそりと忍び込み、レコード棚にあったアメリカン・グラフィティのサントラ盤をよく聴いた。レコードから流れてくる音楽は、ロックンロールなんて知らなかった僕を夢中にさせた。 初恋のドキドキも、失恋の悲しさも、仲間と別れる切なさも、僕は『アメリカン・グラフィティ』という映画に教わった気がする。映画の中に流れるロックンロールに、30才になった今もドキドキさせられっぱなしだ!
1962年、カリフォルニア北部の小さな田舎町を舞台に、ハイスクールを卒業し東部の大学へ出発する若者たちの、最後の一夜を描いた青春映画の傑作。カートとスティーヴは明日、東部の大学へ出発する。最後の夜を楽しく過ごそうと、後輩のテリーと先輩のジョンを誘い町に繰り出す。スティーヴとカートの妹ローリーは恋仲だけれど、なかなか一線を越えられない関係にスティーヴはイライラ。テリーはスティーヴから借りた58年型シボレーでガールハントにチャレンジ、可愛い女の子デビーをGETするが、マセた彼女を相手に四苦八苦。ドラッグレースのチャンピオンで女の子の憧れの的であるジョンがGETしたキャロルは、まだ13才の女の子。カートは偶然見かけた白いサンダーバードに乗るブロンド美人に一目ぼれ。女を求めて走り回る。こうして彼らの短くもエキセントリックな一夜は更けてゆく。・・・ドライヴインに次々に集まるカスタム・カー。ローラースケートを履いてハンバーガーとコークを運ぶ女の子たち。ボリュームいっぱいに流れる『Rock Around The Crock』。1960年代の軽快な雰囲気が素敵です。ガールハントで13才のお子様を拾ってしまったり、暴走族の仲間に入らされたり、酒を買おうと四苦八苦したり、マセた女の子にせまられたりと、カート達のエピソードが何ともおかしい。『陽のあたる教室』で今やすっかりベテランになったリチャード・ドレイファスですが、何とこの作品には、あのハリソン・フォードも出演しています。1960年代に青春を過ごされた方は懐かしいだろうし、若い世代でも十分楽しめる作品です。
今年のニューサウンズはメドレーものが中心に収録されている。 おじちゃん・おばちゃん世代からおじいちゃん・おばあちゃん世代の方が聴くと、うきうきわくわくするんだろうな・・・と思いました。 若者でも受け居られる曲は、楽器紹介のための「口笛を吹いて働こう」や、ハウルの動く城なのだろう。 昨年の演奏よりかなり熱のこもった演奏と思われるのは、私だけだろうか。 それにしても、90年代の演奏と聴き比べてみると、アレンジャーの技術もさることながら、佼成WOの演奏技術も飛躍的に向上したなと思う。
ジョージ・ルーカスの名を世界に知らしめた青春映画の伝説的佳作の登場だ!
ストーリーは単純明快。高校卒業記念のダンスパーティーが開かれる一夜の出来事を
4人の主人公を中心に描いたものだ。そこには、若かりし名優、リチャード・ドレイフュス。後に監督で成功するロン・ハワード。
そして脇役ながら強烈な印象を残したハリソン・フォードの姿がある。最後の一晩、それぞれの若者が悩み、決断する卒業後の進路。
その葛藤をオールディーズの甘美なメロディーに乗せ甘く切なく描いた。
ベトナム以前の古き良き時代に青春時代を送ったルーカスが自分の経験を元に描いたとも聞く。
田舎町を去り成功するドレイフュスの姿がルーカスの姿に重なる。
初映当時、中学生だった私は大きな感銘を受け何度も映画館に足を運んだ事を覚えている。
その後二番煎じを狙った多くの亜流映画が作られる事になるが、この映画の完成度を超える映画にはお目にかかった事がない。
ルーカスは「スター・ウォーズ」で新たなSF映画の世界を構築したが、それ以前にやはり青春映画の新たな試みに成功していた…。
一見の価値ある映画の一本だ。
シックスティーズと銘打ってるのに、50年代の曲もチラホラ。 アメリカン・グラフィティのサントラのほうが無難じゃないですか。 別に、両方持っててもいいですけどね。
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