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戦う女たち――日本映画の女性アクション  ズバリ、題名そのものをテーマに日本映画史を基に戦前のヴァンプ(男を惑わし、破滅させる悪女)や化けから近年の『バトル・ロワイアル』や『セーラームーン』に至るまで語られた内容となっており、まさに邦画史における戦う女の系譜を検証する着眼点としての語り口は面白い(特に冒頭の四方田彦氏による「女の戦いはなぜ悲しいのか」は必読)。
 古くはヴァンプとしての存在から美空ひばりに代表される女剣劇時代劇、60年代後半にはやくざ映画から生まれた緋牡丹博徒のお竜、時代劇で活躍した安田道代(大楠道代)、70年代初頭に台頭したピンキーヴァイオレンス(東映で製作されたエロと暴力を合わせた作品を指す。以下PV)、70年代中頃に季小龍(ブルース・リー)ブームの最中に出現した日本初の女性アクションスター・志穂美悦子(現・長渕剛夫人)、そして現在の女性アクションの製作状況に至るまで綴られた内容となっている。

 資料としては興味深く読了したが、気になる点として『女囚さそり』『修羅雪姫』に代表される梶芽衣子氏の主演作品に関しては、PVの括りには入れずに特に一章設けて構成してほしかった。何故なら梶作品は、PV作品(スケバン物やエロ時代劇)とは明らかに一線を画し、現在でもタランティーノの再評価により、海外でも注目されたのだから特筆すべきだと思う。
 他にも80年以降は大雑把に纏めている様子が伺えるし、やはり80年代といえば『極道の妻たち』『スケバン刑事』は本書のテーマから外せないわけだから頁を割いて語るべきであったように思う(紙面の都合上省かざるを得なかったかもしれないが残念だ)。

 それでも資料としてある程度満足できる内容にはなっており、私的には戦う女性(ヒロイン)の象徴として“志穂美悦子”は外せない存在である。先述の通り、功夫ブームの最中に出現した(当初は和製女ドラゴンとして活躍する)日本初の女性アクションスター・志穂美悦子氏の華麗なる殺陣(『女必殺拳』で見られる志穂美氏の空手の型やヌンチャック使いは素晴らしい)は現在でも目を見張るものがある。
 長渕との結婚を期に女優活動を引退した志穂美氏が芸能界を去ってから四半世紀が過ぎようとしているが未だに志穂美氏のポジションを受け継ぐ女優が現われないのも残念であり、逆に言えば“志穂美悦子の前にも後にも志穂美悦子はいない”と証明されている事がわかる。

 表舞台から去って四半世紀が過ぎた現在でも山口百恵同様、志穂美悦子は特筆すべき存在なのだ。

テレビまんが主題歌のあゆみ 個人的な意見として、1960〜1990年代位までのアニメソングには、
最近のアニメソングが無くしてしまった、何かがあるような気がする…
その何かを知って頂く為にも、是非聴いて頂きたいアルバムです。

ぜんまいざむらい ぬいぐるみ(M) ぜんまいざむらい すごくかわいくて気に入りました。ショップでも売り切れが多く手に入ってよかったです。値段も定価より安いのでお勧めです。
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