「日本人なら必ず」とか、「英語自慢の鼻をへし折る」とか、出版社が考えたに違いないコピーを毛嫌いして、この本を手に取らないとしたら、あまりにももったいないです。
私も長く英語教育にかかわっていますが、この本に出てくる英文は、ほんとうに多くの人が読み違うツボをみごとに押さえています。よくもここまで集めたものだと感動します。
文脈から切り離されているからわかりにくい、という批判もあるようですけど、文脈に頼りすぎていざというときに読み取れない人が多いのも事実で、この本はそのことへの警鐘にもなっています。
受験生にも社会人にも、ぜひ読んでもらいたい本です。
なかなかいいんじゃない? そこそこおもしろいですよ
原作と出会った時、その精緻な構成による謎解きの連続と、フィクションと現実世界の狭間を行き来しながら紡ぎ出される独特の世界観に引きずりこまれ、一気に読み切ってしまいました。こうした独特の世界観を持つ作品を映画化することは難しく、原作を読んだ人に満足感を与えることは困難だと言われていますが、これらの作品は、原作を読んだ後に見ても、その世界観を損なうことなく楽しめます。
面白い。
まず、この世に魔女と魔術師と、デーモンと、ヴァンパイアという、人ならざる存在があるって言う設定が面白い。
しかも、日常に溶け込んでるって言うんだから。
あと、最初のほうの場面では、オックスフォード?の空気に触れて,その図書館にいま自分もいるかのような感覚を起こさせてくれる。
下巻では、ほろっとしてしまうところもあったり。
翻訳者様の努力もすごいけど、とにかく最後まで息つく暇もなく読んでしまった。
連休中でよかった、と思った作品です。
上下セットでの購入をお勧めします。
世では天才とか万能とか云われるダ・ヴィンチ。
もしあなたがその万能を知りたければ「手記」を読めば良いでしょう。 しかし「画家ダ・ヴィンチ」を知りたければ、本書は大変良いと思います。
何よりPen誌は、本品に限らず記事が読み易い上に、 画像の配置に始まる誌面の構成が大変美しいと前から思ってましたので、 ダ・ヴィンチ物を読んでみたいと思った時、迷わず本誌をポチりました。
全体的な構成は、彼の各作品を他者作と比較しつつ深く切り込んだ解説と云うもので、 科学のメスを入れながらも、誌面がビジュアル的に美しい為、本当に読み易い!
又、↑で「画家としての彼を知りたければ本書」をと書きましたが、 彼の万能的な側面をも、直筆手稿の画像を使いながらある程度誌面に割かれており、 そちらの点でも、ビジュアルと知識の双方を同時に得られます。
結果、購入して数カ月経った今でも、繰り返し読んでいます。
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