歌詞を読んだだけで、YUKIが息子さんのことを想って書いた曲だと判断できる。
本当はもの凄く哀しい曲なんだけれど、それをBPM160という疾走感が哀しさを払拭する。
だけど、どこか哀しい。それがミュージシャン、プロとしての技だと思う。
ただ、この曲はそれぞれの捉え方で聴ける曲だとも感じる。現にオレの場合、初めて聴いた時は絶対に叶わない恋の相手を自然と思い浮かべてしまった。
いつも学校で会ってるんだけど、あまり話もしない、絶対に叶わない相手のことを。
そんな聴き方をしても、ぴったりと当てはまってしまうのは何故だろうか。
急激過ぎる感が否めない「焼肉編」。
ストーリー展開上の閑話休題としたいのかもしれませんが、 ネタというか焼肉編の展開にちょっと無理が強かった気がしてなりません。
作者の遊び心というよりも、行き詰まり感を感じてしまいました。
本編のテニス編も盛り上がり方がパターン化してしまい、 安心感というよりもワンパターンという印象。
次の展開を期待してしまいます。
どんなに厳しい条件でも、人間を慈しむまなざしとあたたかな関わりによって、存在の中から本来持っている可能性が引き出されてくる…
人の可能性を引き出したい、と願う人にお勧めしたい、大切なことを思い出させてくれる一冊です
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