『おしりかじり虫』の派手さとは全く異なる、白と黒の不思議な映像です。
2色(グレー無し)だけでここまで表現できるのは、さすがだと思います。
この短編映像の中にも日本の企業戦士(っぽい)の生活が、寂しく、でも楽しく描かれています。
現在、江戸東京博物館で開催中の『世界遺産 ヴェネツィア展 魅惑の芸術‐千年の都』は、素晴らしい美術品が大挙して展示してあるという評判ですので、これから巡回してくる日を思い浮かべながらまず本MOOKをじっくりと観賞しました。 なお、今後名古屋市博物館、宮城県美術館、愛媛県美術館、京都文化博物館、広島県立美術館と1年以上日本各地を巡回してくれるのはうれしいですね。
本書のかなりの部分は、現代のヴェネツィアの美しい風景写真で飾られ、有名な工芸品だけで「珠玉の工芸美 〜ヴェネツィアンガラス〜」と題して1章を与えているなど、読者の観賞をたすけるものとなっています。 第2章「ヴェネツィア共和国 〜興亡の千年史〜」では、その歴史の変遷が多くの図版と共に分かりやすく解説してあります。
26ページに「絵画の謎」と題して、ヴィットーレ・カルパッチョ『二人の貴婦人』が掲載してあります。英国人の美術史家のジョン・ラスキンが「世界で一番美しい絵」と評したようですが、確かに板に描かれたテンペラ画は優雅で気品をたたえていました。 この作品は実は二つに切られた方割れで、上半分はロサンゼルスのポール・ゲッティ美術館が所蔵する「潟(ラグーナ)での狩猟」だとする発見が見開きで紹介してありました。興味深いお話です。
美術展を印象づけるヴィットーレ・カルパッチョ「サン・マルコのライオン」についても、12ページに見開きで、ヴェネツィアのシンボルである有翼の獅子について触れられています。
冒頭にはヤーコポ・デ・バルバリの『1500年のヴェネツィア(ヴェネツィア景観図)』が掲げられています。逆S字の地形を正確に描いた大きな木版画ですが、「アドリア海の真珠」と称された街並みが残されていました。
ピアニスト辻井伸行の特別取材「ヴェネツィアの風に吹かれて」、中野京子の「ヴェネツィアゆかりの映画十選」などの読み物も充実していますし、第5章「海の都の“美味遺産”」は、実際に訪れた時に参考になるような食のガイドでした。 美術展を訪れなくてもその魅力に触れられるMOOKでした。
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