中盤まではなんとなく進んでいくが、後半はドキドキ感を味わいながら読み進めることができるクライムサスペンス。
非常に読みやすい。
ちょっとした息抜きに最適。
海賊の「実状」が、リアルに描かれています。
特に、様々な海賊団の「掟」が書かれていますが、そのどれもに共通しているのが、
「女を乗船させるべからず」
だそうです。
理由は、
「仲間争いのもとになるから」
確かに!
ならないわけがない!
この作品ではでも、女を乗せてしまうんですが。
当然、そのために、波乱が……。
あまりにも面白くて一気に読んでしまいました。 聞き覚えのある公立の博物館や戦時中のエピソード、そして精神科の病気の記述etc.… 物語がどんどん盛り上がってもっともっと先を!と思えば思うほど薄くなっていく残りページに不安がよぎったのは否めません。 そして、結末は… 続編があるのでしょうか。このままでは終われません!
古き良き時代を振り返っていく設定は良いと思うが、実にあっけない幕切れはつまらない。 余韻を膨らましてくれる美術でありながら、それをかき消すインパクトはマイナスにはたらくと思う。
思春期の子供達の平穏な生活が
ささいなことから突然歪み始める恐怖を描くサスペンス短編集
瑞々しい青春が読みたくなり、
タイトルに惹かれて手にとってみたのですが
タイトルから受けるイメージとはまったく正反対の恐怖小説じゃないですか(驚!!)
当初のイメージとはかけ離れた作品でしたが、
ブラックな笑いの要素も含まれており、
思わぬ“あたり”でした♪
大人だけど大人じゃない。
ちょっと背伸びしてみたいけど、本当ははまだまだ子供。
それに気づかない10代の無知と残酷性が恐怖を呼び起こす。
背筋の寒くなるような冷たさのある作品です。
|