愛情物語。実在のピアニスト、エディ・デューチンの伝記映画です。タイトルの通り、物語は愛情に満ちています。古き良き時代の映画とは、こんなにも暖かくて、感動できるんだな、と思いました。 ショパンの夜想曲第二番がテーマ曲となり、物語全篇にわたり軽やかにメロディが流れます。タイロン・パワーはピアニストを演じ、当時絶頂の人気を誇っていたキム・ノヴァクは妻を演じ、息子役は、当時子役として引っ張りだこだった男の子が演じています。
エディと妻は、愛し合い、その愛は、永遠に続くと思われたが・・・。ここから先はあまり書かない方がいいですね。 ほんの少しですが、エディが戦争に行っているシーンがあります。そこで廃品のようなピアノを見つけ、赤の他人のアジア系の少年と、素敵な連弾を始めるシーンがあって、とても感動的だったし、戦争について改めて考えさせられました。エディは、赤の他人の少年にも愛情を持てるのに、自分の血の繋がった息子に愛情を与えたことはあっただろうか・・・と自分の過ちに気付きます。
哀愁が漂い、時には絶望的になるシーンもありますが、映画全体に流れるピアノの優しいメロディが、希望に向かわせてくれます。 音楽が素晴らしいですね。物語全体で、ピアノは喜怒哀楽を奏でている。主人公たちの感情を表現したかのように。 優しく、暖かい気持ちにさせてくれる、秀作です。
聴覚障害者であります。
原田知世ファンであって、出演の映画を全部鑑賞しました。
そのときはセリフの字幕がなく、原作本やシナリオ本を読んだので、なんとかストーリーは理解できました。
当初のDVD発売時は、時をかける少女や天国にいちばん近い島は日本語字幕を収録してるのに、
なぜか愛情物語は、日本語字幕を収録されていませんでした・・・再販売も収録されなかったままでした。
デジタル・リマスター版は、やっと日本語字幕を収録されています。
鑑賞してみたら、まあ、こんなものでしょう・・・っていう感じでした。
オープニングやエンディングは出ない・・・なぜだろう?
まあ、音楽シーンが多くて、あまり興味がなかったけど、ストーリー性はまあまあでした。
脇役の渡瀬さん、倍賞さんは演技は光っています。
原田知世の主演2作目で、やっとのリリース。角川春樹自らメガホンを取り、当時知世にかけた並々ならぬ期待と愛情を感じさせる作品。しかし製作者としては超一流、角川映画で一時代を築いた春樹監督、残念ながら監督としては?で、当時も前作「時をかける少女」が傑作だっただけに仕上がりには拍子抜けした記憶が。和製ミュージカルを目指し、物語も「足長おじさん」をベースとした少女のファンタジーというところに監督の指向が伺えて面白い。しかし妙に暗い話になり、そのアンバランスが当時の角川映画の特徴か。監督としては自己満足の問題作が多いが、プロデューサーとしての目は確かで一流のスタッフを揃えており、仙元誠三のカメラで捉えた渡瀬恒彦と知世が抱擁する中盤のクライマックスは名場面となっている。林哲司作曲の主題歌も名曲でその場面の効果をあげている。何だかんだ言っても、当時のファンにとっては必見の作品。
何といいましょうか?とっても良いお肉なのでしょうが・・・家の犬には不人気でした。
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