The model is very pretty and the photographs are very nice.I enjoyed this reading a lot and I recommend the book.
素晴らしい!これぞアートの饗宴。この写真集を一言で言い表すなら、
こう言いたい。
「どうしてここまで脱ぐのか?」…
そんな問いを投げかけるのは ナンセンスである。
「どうしてここまで脱いではいけないの?!」…
そう言い返される だけである。
この世で一番美しいアートとは何か、
それは“女性”であり、“ヌー ド”である。
そのことを何よりも感じさせてくれるのが、この写真集だ。
そのことを誰よりも主張しているのが、喜多嶋舞と石井隆だ。
そしてこの写真集に収められたアートが映画として動く、
そこにどんな世界が提示されるのか…
劇場公開が狂おしいほどに待ち遠しい。
ひょっとすると最後の名美になるのではないかと思わせるほどの、濃縮された名美がそこにある。
間違いなく女優・喜多嶋舞の代表作となるであろうこの一作。
間違いなく女優・喜多嶋舞、入魂のこの一作。
そこにあるのは単なるヌードではない。喜多嶋舞という人生を映すスクリーンなのだ。
愛人役の美景といい、女を艶かしく撮ることに、なんと長けていることか。
名美と愛人のヌードの対比が哀しい。
津田寛治が哀しい。
何故この映画が評判にならないのだろう?
間違いなく監督・石井隆の作家性を再認識させる一作である。
まず、ミステリアスな“B級エンターテイメント作品”としてはなかなかの出来栄えである。 ネタバレになるのであまり細かいことは書けないが、2重3重の劇中劇というプロットが、巧みで、面白い。ラストに至る展開まで楽しめた。しかも、そうしたプロットを組み立てることによって、この作品そのものの出来にもエクスキューズが与えられる結果にもなっているし…、というのは少々穿った見方というものだろうか?
…で、なにかと話題の、主演女優の“裸体露出”について。 この“余りに過剰な裸体露出”は確かに過激ではあるのだが、そこで製作者(主演女優も含め)が意図したのは、ただ単に観客のスキャンダラスなものに対する猥雑な好奇心を煽り、満足させるということなのか?それとも、主人公の女性の普段は抑圧されている内面的狂気をそれによりさらけ出し、より作品に芸術的深みをあたえようとしたということなのだろうか? もし前者の場合ならば、その意図は十分に成功しているだろう。いくら18禁とはいえ一般映画でここまでやるか?というポルノチックなシーンのオンパレードだし、それに対し主演女優も「何故に?」と思えるほど応え、とにかく脱ぎまくっている。が、もしそれが後者であるとするならば、製作者は描き方として明らかに努力する方向性を間違えているというのが、私の感想だ。 このぐらいの面白いエンターテイメントを組み立てる力のある監督ならば、(同じ物語であっても)別な表現法でより深く“人が人を愛することのどうしようもない”世界の狂気や悲しみを描けるのではないかという気がするし、異なる見解をお持ちの方もおられると思うが、私にとって本作に見られる“過剰で過激な露出”は、“結果として観客のスキャンダリズムやセンセーショナリズムに対する興味の中に搦めとられてしまうもの”を超える、表現としての必然性も説得力も感じられるものではなかったからである。
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