最近のCDは、使い捨てみたいなアーティストが多いせいかライナーノーツがなく
歌詞カードのみのものが多い
タツロウは間違いなく本物のアーティストだから歴史が分からないと意味がない
そうしたタツロウの昔のアルバムから振り返って解説をしてくれているのは非常
に価値があります
歌だけじゃなく評論がついてさらにその価値があがるだからこそこういった雑誌
は非常に意味があると思っています
はっぴいえんどのゆでめんHQCD盤。
発売日当日にリードギターを担当していた鈴木茂氏が大麻で逮捕されたことにより、僅か数時間で発売中止が決定し、同日午後にはポニーキャニオンのHPから情報が削除された。
Amazonでも発売中止に至ったようで支払い確認メールが到着した時点で在庫を確認したところ何故かすでに無くなっていた。
音質については2002年再販盤と一線を画していると言ってよい。
CD自体の材質に起因するところも大きいが、敬意すら感じられるマスタリングが素晴らしい。
70年の音と空気をキープしつつ、音圧をもって迫ってくる鮮明な音像に感動する。
装丁からブックレットに至るまで地味ではあるが気合が入っており往年のファンであるならば手に入れる価値は十分にあると実感した。
"ポニーキャニオンでは、「社内で協議した結果で、ホームページで書かせていただいたことがすべてです。音楽の歴史的価値は重々分かっており、残念な思いはありますが、刑事事件になりましたので致し方ないと思っています」と話す。"(J-CASTニュース)
70年代発売当初から物議を醸したこの作品であるが、今回の件は意味合いが違う。
いち早い販売再開を望む。
音楽を深い部分で演奏しているメンバーで構成されてたバンド。ニューオーリアンズ音楽にも近いダウントウアースなソングライティングセンスを見せる細野氏。まるでスティーリーダンライクなアレンジもあり、早すぎたバンドであったことがわかる。先鋭的な感性を持つメンバーが集結していたのがよくわかるアルバム。アメリカンルーツミュージック類をよく吟味して消化していたのがわかりその包丁さばきは相当に高いレベル。日本と言う土壌にアメリカンポップスを移植するということが いったいどういう作業なのかを客観的にわかっていた。相当に音楽おたく指数は高い。いま聴いても込めたソウルは熱い。10点中9点
転機となったのは、爆笑問題・田中の登場だったと思う。
それまで、知る人ぞ知るとか、誰も知らないという人選が『QuickJapan』の表紙の特長だったと思う。
しかし、上記の田中登場以降サブカル寄りとはいいつつも比較的メジャーな、表紙買いをさせるような人選になっていって、最近は「ウンナン」「銀魂」など知らない人の方が少数な表紙になっていた。
今号は久々に、「誰?」という表紙だった。
なので、昔の(vol20以前の)号を読んだ時のような興味深さを覚えながら読めた。
「神聖かまってちゃん」が本当に国民的バンドになるのか、それとも時代の徒花なのか、今後は見守って行きたいと思った。
小島慶子インタビューは大変興味深かった。
AMラジオの今現在エース級番組『キラキラ』の今後に、その動向に直結する小島慶子の退職騒動。
心配していた人の多くにとって、安心を得られるインタビューになっているのではないか。
特に小島のAMラジオ復帰を喜び、評価していた伊集院光が感激するような発言もあったと思う。
あとはいつも通り、細かいコラムは全て興味深かった。
他のインタビューも吉田豪のサブカル対談、ゲスト鈴木慶一も良かったし、羽海野チカの『3月のライオン』のインタビューも良かった。
今号は表紙に訴求力がないかもしれないけれど、内容は充実しているので、是非とも読んでもらいたい。
インディーズアルバム、grandfathersの”BBB”を聴いてから
一人っ子の僕にとって青山陽一さんは心のアニキだった。
そのころのアルバムは神がかっていたと思う。
そんな陽一さんにも再出発があったようで
やっと乗って来た作品がコレ。
作品の言葉に込められたパワーは昔に比べるとないが、
印象的で丁寧な言葉で綴られている。
もっと強くうったえかけて来て欲しい。
きっと次回作はもっと吹っ切れて
いい作品になるんじゃないかと、期待しています。
アニキ頑張れ。
|