昔、シドニーの本屋でたまたま見つけて気に入ったので買いました。さすがに世界中のセレブが通いつめるレストランだけあってレシピは普段つくるようなものは少ないですが(ロブスターとかアワビとかキャビアなんかが眼に付くかな)、結婚記念日などの特別なディナーにちゃちゃっと作ってあげたら点数稼げると思います。この本で好きなのは外国人が気に入りそうなソース類のレシピが多く掲載されていること。Nobuさんが昔ペルーに住んでいたことがあったらしくコリアンダーやハラペーニョなんか使ったレシピがあって新鮮でした。
冒頭「110番街交差点」のテーマが流れるタイトルバック、空港内を闊歩するパム・グリアの圧倒的格好良さ!これだけでも☆5の価値あり。
エルモア・レナードの原作の巧妙な脚色、いつもながらに愉しい選曲のセンス。そして配役の妙、とりわけタランティーノとも思えぬ(失礼)成熟した大人の恋愛ドラマでもある本作を支えるパム・グリアとロバート・フォスターの素晴らしい演技が堪能できる。
一本の映画で、映画ファンはもちろんのこと音楽ファンをも同時に魅了する数少ない映画監督であるマーティン・スコセッシの最高の映画が「グッドフェローズ」である。音楽が主役のドキュメンタリー映画(「ラストワルツ」「ライトニン・イン・ア・ボトル」「シャイン・ア・ライト」等)でのスコセッシの才は音楽ファンの誰もが認めるところであるが、劇映画での選曲が彼のもう一つの魅力。イタロアメリカンが好んだドゥーアップの比重を高め、朋友クラプトンのドラマティックな曲を終盤で使ううまさ。「レイラ」と血みどろ映像の合うこと。そして映画の「やりきれない」でも「素晴らしい」の終わり方。最高です。
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