糖尿だよ、おっ母さん!
たけし軍団でコミカルな芸を披露する義太夫氏だが、この糖尿病と闘う(実は食事療法などをサボるなど、あまり闘っていなかったのだが…)姿はこの病気の恐ろしさを伝えている。
キャラクター的にどうしてもコミカルな書き振りにせざるを得ないのであろうが、その内容は恐ろしい。
特に透析が必要となった義太夫氏の姿は痛々しく週に3回、1回4時間の透析は非常に辛いものと容易に想像できる。糖尿病が発病する1年前に実父を同病で亡くしているという事実もあり母親も非常に心配しているようだ。
私自身も祖母や実父が糖尿病を患った事実があるため、食習慣や運動には気を付けようと思った。読後は相応に糖尿病に関する知識が増え、読んで良かったと思う。
糖尿病予備軍が多いと言われる日本人は特に気を付けなければ病であり、一旦悪化すると取り返しがつかない(人生が変わってしまう)場合もあるため、特に中高年世代にお薦めしたい一冊である。
ゴールデン☆ベスト ビートたけし~ビクター・シングルス&アルバム・セレクション
現在のところ、リリースされている中では、ビートたけしのべストアルバムの決定盤が、この2枚組CDです!! 1枚もののベストでは、おさまりきらないほど良い曲が多いので、ちょっとだけ高いですが2枚組の方が飽きないし、ずっと聴くには良いと思います。「浅草キッド」が1曲目に置かれていることには賛否両論があると思いますが、歌詞の中に「そんな時代もあったねと・・」とあるので、その流れで順番にその後の曲を聴いていくとリスナーの皆さんそれぞれのいろんな思い出がよみがえってくるということを意図して、冒頭に置いたのかも知れません。ちなみに、たけしさんが「オールナイトニッポン」をやっていた頃、「浅草キッド」が流れると「あ、今回はたけちゃんは休みなんだ」とがっかりしたことを思い出してしまいます。ソングライターには、加瀬邦彦、大沢誉志幸、坂本龍一・・・と凄いメンバーが名を連ねています。80年代に、たけしさんのやっていたテレビ、ラジオの番組で笑った人はもちろん、映画監督やコメンテーターとしての最近の北野武しか知らない若い世代にも、ぜひ聴いてほしいアルバムです。ラストが「俺は絶対テクニシャン」で終わるのも、「こんなの全部ギャグだぜ〜!」と言ってるみたいで斬新な終わり方だと思います。
最後に、どうしてもこれだけは書いておきたいので。80年代当時、お小遣いを貯めて、たけしさんのLPレコード(まだCDはそれほど普及してなかった頃)をレコード屋のレジに持っていこうとした時、「足立区のバカがレコードなんか出しやがってよー」とぼそっと言ったカッコつけたサラリーマンへ一言。「たけしさんの方があんたより百億倍カッコいいぜ!」あー、すっとした。
では、皆さん買ってみてね。バイビー!!
たけしのコマ大数学科 DVD-BOX 第2期
内容は難しいながらも、説明や例題の工夫で、凡人にも理解できるように工夫されています。
全体の構成も、パターンを掴んだように、完成度が高まっています。
驚くべきは、コマ大生が、成長著しいことです。
正解率は上がりませんが、発想がとてもユニークです。
さすが、ダンカンは軍団の重鎮です。
女子大生がマニアックで・・・
このへんもお笑いとシャレが解るスタッフが発掘したのでしょう。
人生を劇的に変える東国原式勉強法
夢を叶えるのに年齢は関係ない、と元気をもらえる本です。
しかーし、著者の努力には恐れ入ります。
明確な目標意識があるからこそ、著者のように努力が継続できるのですね。
be動詞の疑問文も作れない状態から始めて、早稲田大学に合格し、今ではネイティブと会話もできるようになったということですから、すごいですね。
著者が県庁で実践している「資料はA4の紙1枚にまとめる」
これは尊敬します。企業でも取り入れるべきだと思います。
膨大な資料にして、職員がマイナスの事実を隠そうとするのを防ぐ効果があるそうです。
著者の勉強法はいたってシンプル。徹底反復、情報はノート1冊にまとめる等です。
著者が大学時代に努力した「論理的に考える習慣をつける」ことは、とっても重要だと思いました。
問題、原因、背景、解決策、自分の意見を、いつも考える習慣をつける。
そのためにノートのとり方を工夫したり、授業中は教授と会話するように聞く。
意識して行動を変えなければ、未来の私は変わらない、ってよくわかる本です。
ビートたけしのオールナイトニッポン傑作選! (本人本)
本当に本当に面白い。そしてタケシの偉大さを知った。
映画監督でなくても、賞の権威など何もなくても、
このオールナイトを聞いていた世代の人間は、
タケシを何となく「神」だなあ、と思ったのだろう。
ここに収録されているものはだいたいが
いまだったら放送できないだろうなーと思われるようなものばかりだけど、
とりわけ「キドカラー大道事件」と「札幌の女事件」の回は、絶対ムリと思う。
しかし、やばいからこその面白さがある。
危ういものが電波に乗って流れていて、それをリアルタイムで聴いているという感じ、
これが魅力だったのだろう。
また、浅草キッドのインタビューが当時の熱気をよく伝えてくれていて、面白い。
あっというまに読んでしまった。