NHKスペシャルドラマ・ガイド 坂の上の雲 第2部 (教養・文化シリーズ)
↑と言う理由です。特にペテルスブルグ宮殿を使っての撮影シーンは、ずっと待ち望んでいたので、じっくり画像と文章で楽しみたく、前のレビュアーの方が書いておられたとおり、お値段はちと高いとは思いますが(^-^;)まあ、日本史がからっきし駄目なので、その勉強代も兼ねて購入しました。
まず人間関係が難しいので、その点で画像付きで解説をして下さるのが非常に助かります。また舞台がロシアが多くなり、そのロシア人との関係もごちゃごちゃになってよくわからないので(@@)きっと・・・原作では消化しきれないと思うので、ゆっくり拝読してます。
特に、伊藤博文演じられる加藤剛さんの演技は、数年前から待って待って待って・・・待ち望んでおりました♪ですので、第一部はまだ買っていないのですが、この第二部は思い切って買いました。そして大好きな俳優の香川照之さん演じる正岡子規の死、そしてそれを看取る律演じる菅野美穂さんも大ファンなので、お値段分楽しませて頂いております♪
crystal (完全限定盤)
shelaさんのifがipodから流れてきて、ふとshelaさんは今何をしているんだろうと思って調べてみたら新曲が出てました。
早速購入した感想は…昔のshelaさんの感じで懐かしくも新しくもあるという自然と入り込んで来る曲ばかりでした。
四曲目のSTARTというタイトルの通り、shelaさんの新しいSTARTになればいいと思います☆
この愛に生きて 第1巻 [VHS]
私は野沢尚氏をドラマ史に絶対残さねばならない脚本家の一人と思っているのですが、彼の代表作と言ってもいいくらいの作品だと思います。『子供で繋がっている夫婦が子供を失った時、夫婦はどうなるのか?』という問いかけと、子供を失ったことで初めて見せる本当の母親の顔。何といっても安田成美の凄すぎる演技!必見です。
深紅 (講談社文庫)
帯に衝撃のミステリーとあったが確かにこれは一本とられた感じがある。前半は期待通り。しかし後半は賛否が分かれそうだ。個人的にも評価に悩む書だった。
前半はそれこそ衝撃だ。主人公の奏子が修学旅行中に一家が惨殺されてしまう。奏子の立場なんてあった物じゃない。それ以上に、そのことが一生トラウマになりつつける様は無情だ。二章では犯人の上申書と判決文が淡々と流れる。野沢尚は感情移入させるのが上手い。ここでそうすることで三章以降がでてくるのだから。
その後は犯人の娘である未保とのサスペンス。これが後半の非情と言ったところか。非情なのは読み進めていく内に分かると思う。だが本当にあれがリアリティを求めることになったかは自分にはよく分からないでいる。そのほか書き方にしても大学時代と小学生時代が入れかわるところは間がよく分からないなどやや雑なところがあった。
そう言う意味で後半は非常に好き好きで違うと思う。当然野沢尚が用意したシナリオとラストは認めなければならない。自分としてはかなり凝った書だと思うし、途中読者を裏切っておきながらラストに繋げるところは違った意味での魅力だった。そういうリアリティもあっていいと思う。最高点は付けられないが、徹底した心理描写で感情移入させるところはよい。そこは認めるべきだし、それあっての野沢尚じゃないだろうか。
異色であることは言うまでもない。と言うより何度も言ってきた。しかし認めるべき絶品だ。賛否が分かれるのは仕方ないが、個人的にはいい読み物を読んだと思っている。
おいしい関係Vol.1 [VHS]
ヴィック・チョウ主演の台湾版「おいしい関係」がおもしろくて、日本版はどんな風なのかな?と興味をもって見てみました。
なが〜い原作をたった10回のドラマにまとめるために、千代婆の存在やさまざまなエピソードが削除されていますが、逆に原作にはなかった人物や人間関係が新たに加えられていて、野沢尚さんの脚本の素晴らしさにカンドーしました。 なかでも草ナギ君演じる木村君の存在をクローズアップさせたアレンジが効いていると思います。
ややすべった感じのする山口百恵がらみのギャグをとばす唐沢さんや、フランス料理のシェフより、板前役のほうが似合いそうな宅麻伸さんなどがつっこみどころ(?) 中山美穂さんのお嬢様ぶりや草ナギ君のお人よしな役柄はぴったりはまっていました。
当時はほとんどドラマを見ることがなかったのですが、90年代が感じられ、懐かしさとともに台湾版とは一味違ったおもしろさが味わえてよかったです。