ななか6/17 12 (少年チャンピオン・コミックス)
~ななか6/17~~ の最終巻です。
可愛らしい絵柄や個性豊かな登場人物たち…
そしてなにより作品に対する作者の愛があふれています。
全てを読み終えた後、もう一度カバーの見返し部分にある、作者の八神健さんのコメントに目を通してみて下さい。
「ななかは本当に幸せな作品でした」の言葉がとても印象的でした。
そう、伝えたいのは優しい気持ちです…
私は~~そうおもいましたよ^^~
ななか6/17 DVD-BOX めもりーふぁいる
「だぁ!だぁ!だぁ!」でお馴染みのスタッフと声優の作品だけあって、全てにレベルの高い、素晴らしい出来です。全12話なのがまったくもったいない。原作はまだ大量に残っているんだら次のシリーズを期待。
突然現れた6歳のななかの人格は、17歳の七華が失った多くのものを持っていた。それ故、6歳のななかは、まわりから好かれ受け入れられ、17歳の七華は自分の居場所を無くしていく。本来の人格でないななかはやがて消えなくてはならないし、七華もそう宣言する。が、それは誰も望んでいないし、七華自身も、それでよかったのか思い悩むのだが…
そういう重い話をコメディーでやってます。ストーリはほぼ原作通りですが、劇中劇(アニメ中アニメ?)の「まじかるドミ子」が、ななかと七華に??ンクしていき、七華がピアノを弾くラストシーンと続くエンディングで泣かせる見事なラストはアニメだから出来る事ですね。さすが桜井監督。
ちょっと面白いのは、アニメより先に出ていたドラマCDとのキャストの違い。ドラマCDでドミ子だった千葉智恵巳がななか(おジャ魔女どれみの千葉がドミ子てっていうのは出来過ぎですね)、ななかだった堀江由衣は雨宮ゆり子なんだよね。どっちが良い、という事は無いんだけど、アニメ版での千葉の一人二人格の演じ分けは見事です。
ななか6/17 オリジナルドラマCD「めもりーのーと」
いや、面白いです。以前出たドラマCDよりアニメ版の声優のこっちの方が良い出来です。アニメ版そのままのキャラクター達がそれぞれなかなか良い感じですが、なんといっても吉田の軽薄で無責任なノリとオタクなリアクション聴き所ですね。是非とも次のシリーズを作って彼を活躍させて欲しいな。間抜けなドミ子のお告げも楽しい。アニメ版のファンのみならず原作しか知らない人にもお勧め。推奨盤。