![]() 特撮テレビ・ヒーロー主題歌集 |
実はこのCDがリリースされたのはかなり前(15年位前?)なんですが、4年ほど前に同年代の知り合いに貸したまま帰ってきません…(泣) それはともかく、昭和40~50年代に巻き起こった特撮ヒーローブーム。その数あるヒーロー番組の中から厳選されたヒーロー達のオープニングとエンディング曲が納められています。若干「ワイルド7」「白獅子仮面」「魔神ハンターミツルギ」など毛色の違うものに違和感を覚えたり(失礼)、人によっては収録して欲しいヒーローが抜けていたり…ということがあるかもしれません。しかし!まず昔の特撮ヒーロー物の音源をとりあえず求めているのであれば、このCD2枚組がベストチョイスだと思います!最近よくある「テレビサイズ版」ではないので欲求不満に陥ることもないでしょう。 もしこのCDで物足りなくなったら、また別の特撮ヒーローの音源を収録したCDに手を伸ばす…そんな展開が理想だと思いますよ。 |
![]() 飢餓海峡 [DVD] |
今はなき、青函連絡船。
十年前の青森と函館を結ぶ連絡船の難破事故から、物語が始まる。 強盗殺人事件を追う函館署のベテラン刑事役の、故伴淳三郎が最高の演技を見せた作品。喜劇役者として有名だが、この作品ではシリアスに重厚に演じた。彼の補佐をする若い刑事が高倉健。 そして重要な鍵を握る男が、三国連太郎。この映画も三国の代表作でもある。上背が大きく、どこか得体のしれない、暗い影を背負った野卑な男の雰囲気がよくでていた。 彼を慕った女は、左幸子。彼女の演技も幸せ薄く、人を信じて疑わない純朴さと哀しみがにじみ出ていた。 戦後の混沌とした時代、貧困な生活からなんとか這い上がろうとした、男と女の悲劇でもある。 原作は水上勉。 初めて見たのは、もう数十年も前になるが、何度観ても「名作」だと思う。 |
![]() 白蛇抄 [DVD] |
10歳くらいの時TV放映されていたのを見て
しみじみした印象を持っていた映画だった。 青年からの電話の受話器を股間に当てる小柳ルミコとか、 パンツ姿になってきょうつけで寝転がる仙道敦子とか、 寺の障子に一物で穴を開ける杉本哲太とか、 子供心によくわからなくても男女の妙を描いた なんかいい映画だと記憶していた。 改めて、大人になって見て、別にただのB級映画だったので自分の記憶に笑ってしまった。 日本の美しい風景。京都弁。いい女と若い雄。 設定はいいのに、続くシーン、続くシーン、どこまでもB級(笑)。 着物は一目でわかる化繊だし、小柳ルミコが百合を活けるシーンがあるが 華道の心得もないのが一目瞭然だし、 得度もしているはずの寺の息子が読む経が、どこの衆派にも属さない発音。 脚本が、良さそうに見えてなんか妙な所でペラいので、 大真面目なシーンで思わず笑っちゃう所が何度かあった。 設定がいいから、後朝の情などもう少し細やかに描いていてくれたら 外国人受けもしたんだろうなあと思う。 仙道敦子だけが、本当に演技が上手くて瑞々しくて可愛い。 彼女だけがこの映画の救いだし、よく見たら彼女が主人公の映画だった。 小柳ルミコさんは当時の日本人女性としては細いのに胸があってしみじみ色っぽくスタイルがいい。 この時代の女優って本当に大御所に体売ってなんぼだったんだろうなあと 当時の芸能界の悪臭も存分に臭う楽しい映画。 B級さをぜひ楽しんでください。 |
![]() 白蛇抄 [DVD] |
この作品に子役で登場している(中学生くらい?)仙道敦子さんですが、ノーブラで黄色のTシャツが雨でずぶ濡れになってビーチクが透けてしまっているシーンがあります。 |
![]() 雁の寺・越前竹人形 (新潮文庫) |
初めて読んだ水上勉の作品で、読み始めてすぐにその古典的なスタイルと情趣あふれる物語に一気に引き込まれた。元々が大衆作家で純文学にしては比較的紋切り型の展開の仕方をしているとも言えるが、著者の誇張のない淡々とした文章は物語により一層の哀切な雰囲気を加えきれいな仕上がりになっている。
二編に共通しているのは、どちらも悲劇的な女性をベースにしいた哀切きわまる物語だということ。女性関係が非常に複雑でメロドラマの様でもある。物語上ちょっとくどいところもあるが、特に傷にもなっていないと思う。 雁の寺は寺の小坊主が複雑な心理から殺人事件を引き起こす過程を描いた物。最初から登場人物が少なく、直木賞受賞という割には話の筋が見え透いているものの、悲劇的な物語が展開していくにつれ魅力が増していき話の中に引き込まれてしまう。越前竹人形にも同じ事が言えるが、(読み切る前に挫折する人も居そうなぐらい)地味な伏線を経てラストシーンでしみじみとした哀切きわまる描写に帰結していくのが読んでいて素直に情に訴えかけられてきて感動した。 特に越前竹人形はお勧め。父が恋慕した女性への憧憬から一心に竹人形を作る男の陰で繰り広げられる女性の悲劇的な過失。苦難を乗り越えた後に罪のない幸せな描写から突然訪れるラストシーンは涙を誘う。 感動的な二編。是非こういった物が好きな方はもちろん嫌いな方にも是非読んでいただきたい。 |
![]() 土を喰う日々―わが精進十二ヵ月 (新潮文庫) |
他のレビュアーの方と同様 漫画の美味しんぼでこの本を知り すぐ書店で注文し 以来愛読書となっている。 1-12月の各月に 水上が当時住んでいた軽井沢で作った精進料理の話である。まず第一に 読んでいておなかがすいてくる。いわば素人の家庭精進料理の話であるわけだから 豪華絢爛たる内容であるというよりは むしろ 質素な内容であるのだが それでも実に美味しそうである。空腹時に読んでいると たまらない。 それと同時に語られる 仏教を通常低音とした 水上のとつとつとした語りが 実に魅力的である。水上の大きなバックボーンは 幼少の頃の寺住まいだったわけだが それを縦横に かつ 素朴に語るのに聴き入っていると 段々こちらも 厳粛な気持ちにすらなってくる。 その意味で 本書は他の凡百の美食本とは 全く次元の違う一冊である。「食事とは人生の一大事である」という一文には 襟を正すものがある。 |
![]() 櫻守 (新潮文庫) |
染井吉野ではない桜に、非常に思いが深まった本。
文中にでてくる桜の種類を現実に目にしてみると、 気品ある美しさに、自然といとおしさ溢れてきました。 この本を読んで以来、春の季節は、好い桜を探したくなります。 そして出逢えた時の喜びは、忘れられない。 日本の好い桜がもたらす豊かさの、おすそわけだと思っています。 春は いとおしい桜をどうぞ。 |
[予告編]30+60秒 映画「福井青春物語」2005
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