増補改訂版 はじめての音楽史 古代ギリシアの音楽から日本の現代音楽まで
3分の一が日本音楽の歴史であるところがうれしい。
どうも音楽というと、ヨーロッパに偏重していて、
アジアやアフリカ,中南米の音楽が置き去りに鳴っていることがある。
日本でも,沖縄やアイヌについてもふれているところが良い。
詩吟については記事がみあたらなかったので、どこまでを音楽と捉えているかの境界の問題かもしれない。
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あなたは、夫婦生活より
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追伸
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15年の夫婦生活・出版会社の編集長・ベストセラー作家
黄色いバラ・白いバラ・不倫の象徴・純愛の象徴・
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三善晃:混声合唱と管弦楽のための「詩篇」[初演](1979 小林研一郎指揮)/レクィエム[初演](1971 岩城宏之指揮)
音源としては価値があるが、このシリーズ4枚に共通して言えるのは、解説がダメ。初演者の情報など、当然のことが欠落している。大方、無能な音楽評論家に執筆を依頼したのだろうが、Wiki以下のレベルの解説である。演奏は素晴らしいからこそ残念だ。「このようなCDを後世に残す使命を感じた」などど大風呂敷を広げるのなら、行間の隙間のある解説など止めて、できる限りの詳細の解説が欲しかった。1000円の安いナクソスとは違うのだから。
それでも、日本人は「戦争」を選んだ
五つの戦争の戦争に関する資料をじっくり読み込み、良く咀嚼し語られている。
しかし、資料主義に徹するあまり,肝心の社会全体の流れが把握されていない。
第二次大戦について評するならば、以下のような社会情勢に全く触れられていない。
(1)1929年の世界恐慌、1932年のオタワ会議に端を発するブロック経済に
より、持たざる国であるドイツと日本が経済的に追い込まれていったこと。
(2)そういった中で、ソビエト革命発の社会主義的イデオロギーが世界に拡散し、
ドイツではナチス、日本では右翼社会主義的思想の台頭を許したこと。
(3)日中戦争の激化に伴い、日本はABCD方包囲陣により、経済はさらに悪化し、
アメリカの石油禁輸により、エネルギーが枯渇することが必然となったこと。
(4)中国では「通州事件」が起き、アメリカでは「絶対的排日移民法」が成立し、
日本人の人種・民族感情が極限に達し、政治家、軍部を戦争に駆り立てたこと。
加藤氏の解説では、あの悲劇の戦争がなぜ起こったかは誰も分からないのではないか。
多くの人が日本は戦争の反省が足りないというが、「A級戦犯」が悪かった。軍部が
悪かった。というだけでは、何も得るものはないだろう。
当時の社会問題を冷静に分析すれば、戦争に至る道には、「ブロック経済」
「イデオロギー問題」「エネルギー問題」「民族感情」等々の問題が重要な位置を
占めていたことに気づく。そして、これは今こそ私たちが問い直すべき問題だと思う。
戦争の日本近現代史 (講談社現代新書)
本書を戦争をベースにした日本の近現代史である。しかし著者が冒頭に記したように
日本は日清戦争以降ほぼ10年おきに戦争を繰り返してきた。これは裏返せば戦争を
抜きにして日本の近現代史は語れないということである。
そういう意味で本書は、近現代史の通史として非常によくまとまっている。各章(講)
タイトルは、「日本にとって朝鮮半島はなぜ重要だったか」等、「なぜ(Why)〜」と
なっており、戦争に至るその要因を国際関係のなかから解き明かしている。
個人的には、「対華二十一ヵ条の要求」の当時の認識に関しての説明や、国際連盟
と人種差別撤廃案についての説明の箇所など、これまでの認識を新たにさせてくれる
興味深い論考が随所にみられた。
残念なのは、「東大式レッスン」とした副題を含む全体の編集方針である。普通の
近代史として改訂して、学術文庫の一冊にでもすればもっと読者も増えると思う。
同じ著者の『満州事変から日中戦争へ』を併読することをお薦めする。