ワード・ゲッツ・アラウンド
もはやUKでは大御所の部類に入り貫禄も出始めた「Stereophonics」の記念すべき1stアルバム。
このアルバムが出た当時は「oasis」の全盛期だった事と、Voのケリーの声がリアム系統の声だった事もあり、oasisフォロワー的な位置づけをされた。
しかし、oasisっぽいと言われたバンドの大半が姿を消していった中で、Stereophonicsが残ったという事は、いかに彼らが本物であったかの証明以外の何物でもないだろう。
特にこの1stアルバムはアップ、ミディアム、スローと多種多様なギターロックが詰め込まれており、1stにして最高傑作である。
正直、このアルバムのStereophonicsが大好きなファンの中では2nd以降の展開を受け入れられない人も多い。
それだけギターロックとしては突出しているし、ボーカリストとしてのケリーの実力も他に類を見ない(リアム系という事で評価されたが、ボーカルのスキルだけで言えばリアム以上である)。
僕の中でもこのアルバムがStereophonicsのベストだと思っている。
好きな曲は
Thousand Trees
More Life In A Tramp's Vest
Local Boy In The Photograph
Traffic
Billy Davey's Daughter
アイ・アム・サム
大のビートルズファンで、オリジナルが1番好きで、Rod StewartやBette Midler、EW&F, Tina Turnerなどさまざまなアーティストが、ビートルズのカバーを歌ってもあまりピンと来なかったのですが、このアルバム(特に1曲目の"Two of Us"と3曲目の"Across the Universe")は、ツボにはまりました。
(もしかしたら、ビートルズのオリジナルに飽きてきているのかもしてませんが...)
映画を見て、映画のシーンを思い出しながら聴くと、さらにいいです。
Live in Tokyo 63 [DVD] [Import]
この映像は、以前、日本のポリドールから「Anita O'day In Tokyo '63」として、ビデオ、LDで出されたことがあります。TBSのスタジオで客無しの収録で、15曲を歌っています。モノクロ・ビデオ映像、モノーラル録音です。
伴奏は、ボブ・コーウィンのピアノに宮間利之とニューハード、中間で日本人のコンボ(猪俣猛、伏見哲夫、原田忠幸ら)。
ビッグバンドの編曲は、バディ・ブレグマンのもので、日本の誇る一流バンドの非常に立派な伴奏に乗って、当時43歳のアニタは、手馴れたスタンダードを快調に歌っています。コンボの曲では、日本人プレイヤーが硬くなっているのがわかり、とても微笑ましいものがあります。
内容は、全篇、文句無く素晴らしいもので、アニタファンはもとより、ジャズボーカルファン必見です。いずれにしても、これだけ貴重な映像が日本に残っていたことは、世界に誇るべきことでしょう。
ただ、ひとつ残念なのは、画像が、以前の日本盤と比較して、若干ピントが甘く、ざらつきがあるということでしょう。初めて観る方にはそれほど気にならないとは思いますが。
ちなみにリージョン1ですが、我が家の普通のDVDプレイヤー、パソコンでは普通に再生できました。
余談ですが、TBSには、未商品化のシナトラの’62年東京でのライブビデオが、2種類あるはずですので、今度は、どこかで出して欲しいものです。
ステレオフォニックス ランゲージ・セックス・ヴァイオレンス・アザー? [DVD]
ライブCDと同ステージのライブが収められていて、ビジュアルとしての雰囲気がよりリアルに。
「The Bartender And The Thief」「Traffic」が入ってないので星四つ。
ドキュメンタリーは見ておいて損はないし、このアルバムの理解が深くなります。
〜サウンド的には抑揚が抑えられたアルバムだと思ってましたが、映像になってもっと気に入りました