奇蹟の輝き (創元推理文庫)
『ある日どこかで』で、日本でも再評価が進んでいるマシスンですが、あの切ないロマンス以上に泣けるのが、この作品です。夫婦愛、家族愛がテーマなのでちょっと上の年齢向けですけど、終盤、はなればなれになった妻を取り戻そうと夫が必死に戦うあたりは切なさが胸にじんわりと迫り、涙がこぼれ、ドキドキします。『白い犬とワルツを』などの良い話好きの方にぜったいのお勧めです。
奇蹟の輝き
現在はヴォーカルが変わったらしいが正解だと思う。
この作品のヴォーカルは楽曲を殺している気がする。
せっかく良い曲なのに。
新しいヴォーカルで聴いてみたい。
ラストに入っているインストはとにかく壮大で感動的だった。
このインストだけでも買う価値あり。
番組のエンディングにも使われていたのも納得。
奇蹟の輝き【日本語吹替版】 [VHS]
死後の世界があるかないかの論じ合いではいつも結論は出ない、霊界がある証明も無い証明もできないからだ。が私は、あるんじゃないかな?と漠然と思っていた。だから仏前や墓前で手を合わせた時、あの世のおばあちゃんに通じていると信じていた。この映画を観、素晴らしい映像に実感が湧き、霊界ってこんな感じなんだろうな~と妙に納得した。しかし、なかなか会いたい人に簡単に会えるわけでもなさそうじゃないか!それが恐い気がした、だから、希望や安らぎより不安と落胆の方が大きかった。でも、取りあえず、自殺だけは止めておこう、地獄に落ちてしまうそうだから。地獄にもいろいろありびっくりだ。真っ黒な海に漂う…というもの、アスファルト様なドロドロに埋め込まれ顔だけ出しているものの身動一つできないというもの、誰も何も無い悲しみだけの世界というもの。その地獄に落ちた妻を夫であるロビン・ウィリアムスが助けに行くのだが、それはそれは大変な旅のようである。この世のなにより困難である(この世ではなくあの世なんだが)、妻を愛していなければあんな苦労をして地獄の中を探し出せないだろう。どうなるのかと思ったが、真実の愛情で救えたのだ!やはり愛こそすべて!愛が無ければ無に等しい、愛し合う二人は永遠に共にある。カップルで観て欲しい、色々話し合って愛が深まるかも、でも愛ってむずかしいかも。
奇蹟の輝き [DVD]
医者の役を演じることも多いロビン・ウィリアムスがここでも家族を思う中年の医師を演じています。子供を事故で亡くした夫婦、その悲しみに引き裂かれかけた妻を優しく支える夫、今度はその夫が事故で死んでしまい・・・自分を支えられなくなって妻は自殺し、地獄へ。その妻を助けようと夫は地獄へ向かう。これが、あらすじですが、これはいわば、心の旅ともいえます。自分のそして妻のさらには子供たちの心の暗闇を見つめて、そこから逃げずに立ち向かうことの難しさ、辛さを描いているのではないかと私は思っています。それだからこそ天国は美しく輝くのだと。そしてそれを納得させるに十分な圧倒されるほどの映像美です。油絵の美しさを絵に興味のない人でも感じることでしょう。絵の具のなかを泳ぐかのようなリアルさが本当に良かった。そして、見終わった後に思うのです。愛は本当に永遠に続くんだろうかと。私はそんな愛を手に入れることができるんだろうかと。
奇蹟の輝き【字幕版】 [VHS]
SFXと絵画が融合したとてつもなく美しい映像に驚きました。自分は絵を描く人間ですが、こんな世界観の作品を描いてみたいと思いました。「エクソシスト」で神父を演じていた名優マックス・フォン・シドーが出演している点も、なんだか神がかっていて良かった。マイケル・ケイメンの音楽も素晴しい。第71回アカデミー賞最優秀視覚効果賞受賞作品。