わかりやすく〈伝える〉技術 (講談社現代新書)
わかりやすく伝える技術について、盛りだくさんな具体例を引いて伝授される。さすがにわかりやすく書かれてあって、あっという間に読める。そのせいばかりでもないと思うが、読後の定着感が希薄である。やはりハウツウ書は繰り返し読まなければ身につかないのか。
一つ一つの策はいずれも思い当たる節があって、納得できるのであり、大なり小なり心がけている事も多い。しかし、知っている事と実行との間の差は大きい。本人の動機と努力に左右されるのだとまずは考えておこう。
私としては、〈接続語を極力使わない文章を書く〉というところが特に参考になった。緻密な論理の通る文章を書く上でひとつの指針となりそうだ。もっともこれは単なる伝達のテクニックではなく、コンテンツを深めることに関わるノウハウである。
伝達の技術を磨くことと、コンテンツを改善し豊かにしていくことは実際は表裏一体なのだろう。
SIMPLE DSシリーズ Vol.25 THE 交渉人
このゲームで個人的に気に入ったのは、ラストエスコートのカズマが出演。
こんな形でカズマの一面がみれるとは、、、ラッキー。
このゲームで教わった事、交渉はチームワーク。
勉強になったと思います。
一瞬で大切なことを伝える技術
伝える技術、といっても、話法のお話ではありません。
ましてや、「スピーチスキル」の話でもないです。
重要思考=ダイジでなければどうでもいいのだ、という著者のいい切りには、
ちょっと断捨離に通じるものがあるのかも、って思います。
なんでもかんでも捨てられず盛り込んでみたけど、結局何も伝わらない企画書、リリース文の類。
あるいは、打合せを何度しても結局何も決まらない「検討会議」。
それはどこに原因があるのか?話し方なのか?違うでしょ、そこじゃない。
じゃあ何をどうすればいいの?どこから考えが間違ってるの?明日から何を変えればいいの?
という問いに、鮮やかに答えていただけます。
東北大震災の、福島原発事故の報道に見られた「大事じゃないからどうでもいい騒動」など
わたしたちの日常には、この混乱と混沌が山のようにころがっていて、そして、ついつい
声の大きさに騙されてしまう。そう、正しい批判精神も鍛えられる本なのです。
日常会話で親子が、友だち同士が、あるいはカップルで、かみ合わない会話に
苛立っている方にも、相当効くと思われます。
あとは、素直な実践あるのみ。
ビジネススクールなんて無縁だと思う「ふつうのひと」や
これから社会に出ていく若者にもおすすめできますね〜。
交渉人 THE MOVIE タイムリミット 高度10,000mの頭脳戦 [Blu-ray]
TVシリーズは未見なので本編だけの感想になるが、予想に反してシリアスな展開であり、最後まで緊迫感が途切れずに観ることができた。まずTVシリーズを知らなくてもほぼ通用する「独立性」が良い。ショッピングセンターの立てこもり&大爆発(ロケはひたちなかのジョイフル本田を核とする大規模SC、ファッションクルーズ)からハイジャックという筋書きは、まるでハリウッド作品のようだ。スコアにオーケストラを起用していたら、もっと質感がアップしただろう。メイキングを観ると、ファッションクルーズ正面に作ったセットは本当に爆発させているし、飛行機内の混乱&アクションは大映スタジオに実物大セット(油圧式で下から揺らせるタイプ)を作っているので、俳優たちの意気込みも違ったのでは。役者がこれまた超豪華で、柳葉や筧が「踊る」シリーズを連想させるものの(笑)、反町のバッドガイ振りや津川雅彦の狂気、それに心酔する林遣都演じるテロリストなどの芝居が素晴らしい。成宮もゲスト出演ながら見せ場をちゃんと作るしね。みな普通は主役や準主役を張っている俳優ばかりだから迫力が違う。それと米倉涼子はアクションに向いているなあ。本作ではほとんど「交渉」なし(笑)で、基本はバトルアクションな訳だが、下手な男優が演じるよりもスカッと決めてみせた。星野真里や小野真弓も普段は演じないコメディエンヌ振りが楽しかった。VFXも日本映画としては上々で、最後の飛行機の着陸などは往年の「エアポート」シリーズを彷彿とさせるシーンに仕上がっている。特典ディスクはDVDだが、凄く楽しそうな製作メイキングやインタビューが収録されている。柳葉が1秒も登場しないのは「踊る3」に関係しているからだろうか。作品としては十分楽しめるので、お勧めします。星は4つ。
踊る大捜査線 コンプリートDVD-BOX (初回限定生産)
学生の私にとって、すぐに購入を決断できるような値段ではなく、購入後、家に届くまでは「買ってよかったかなー」と買ったことに迷いが生じましたが、実際に家に届き手にとってみると、そんな気持ちは一気にふっとびました。
BOXも中身もかっこいいし、コンプリートなだけあって、踊るファンはもちろん、踊るが少し気になっっている人にとっても、今までのシリーズがすべて確認することが出来るので、買って損はないと思います。