タモリ(2)
今から25年以上前(1978年)に発売されたパロディ・レコードの復刻版CD(95年発売)
「音楽の変遷(教養講座)」「バスガイド」「落語」「講談」等の音楽・話芸を聴かせてくれる。現在のようなアクの抜けたタモリではなく、過激なギャグの連発。今一度聴くと、決して古典的ではなく斬新で、その後のギャグ業界に影響を与えていると思われる箇所も多い。
個人的には「材木屋吉兵衛」がお気に入りです。
タモリ
ついさっきまで友達と聴いていて、衝撃をうけた。タモリは言葉遊びの天才だ。ハナモゲラ語を聴いた時は鳥肌がたった。特に母国語である日本語を、ああもデタラメに、しかもちゃんと音をはずさずにできるのは感動した。他のネタ(?)も傑作揃い。お昼のいこいはしんみり聴かせてくれるし、ソバヤは単純にかっこいい!!根本にタモリの音楽に対する深い知識と経験が生かされてると思う。アルバムの構成もコラージュ音楽を聴いてるみたいで、バラエティにとんだ内様で展開が面白い。その頃の赤塚不二夫周辺の達人たちの空気がタモリに集約してるようで興味深い。これからTAMORI2を注文します。ユルくてテキトーで力強い世界にひたりたいが為に。
キッドナップ・ブルース 【初DVD化】
16年も前の作品のDVD化だ。
タモリが主演というのでおもしろそうだとおもい観てみた。
浅井愼平が監督をしているのだが、芸術性?を強く押し出し過ぎたあまりワケの分からないストーリー展開になっている。
よく日本では芸術作品を鑑賞する際に「わかる」とか「わからない」などのことばを使うことがある。これは日本人だけにみられる特異性だそうだ。他国の人々は魅了されるとか感動するなどの素直な反応でそれらを楽しむことができる。
話は脱線したが、本映画にはそのような感慨は持ち得なかった。
なんとなく観ているからいけないのだろうか?やはり、「わかる」「わからない」のウンチクを傾けたらもっと楽しめる映画なのかもしれない・・・