ギャリック・オールソン グッズ

ギャリック・オールソン ブラームス:ピアノ協奏曲第1番

 ブラームスのピアノ協奏曲第1番は、ブラームスが20代に書いた曲である。20代の若者が、この曲の第1楽章にこめた深い悲しみの感情は、一体、何だったのであろうか?それは、ブラームスにしか分からない。私達は、ただ、その感情の深さに印象ずけられるばかりである。 このCDは、ギャリック・オールソンが若き日に残した録音である。聴いてはっとさせられるのは、第1楽章のゆっくりとしたテンポである。(CDをかけた時、こんな弾き方が有ったのかと、驚かされた。)そのゆっくりとしたテンポは、曲の緊張感を失はせたり、間延びした印象を与える様な事は全く無い。それどころか、この曲の第1楽章の美しさを印象ずけ、「こんな音楽だったのか」と思はせる深みの有る演奏に成って居る。−−そして、そのピアノの響きが美しい。−−第2楽章も第3楽章も、余計な効果を狙はず、曲その物を聴かせようとするピアニストの姿勢が感じられる。 シューベルトの即興曲などもそうだが、ブラームスのピアノ曲は、速いテンポで弾くのと襲いテンポで弾くのと、どちらがいいかは簡単に決められない様である。だから、誰のピアノが一番いいかと言った問ひには答えられないが、オールソンのこのCDは、この曲の非常に優れた演奏の一つではないだろうか? この曲にブラームスがこめた感情の深さを感じる。(西岡昌紀・内科医/阪神大震災から12年目の日に) ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 関連情報

ギャリック・オールソン プロコフィエフ:ピーターと狼/サン=サーンス:動物の謝肉祭&ブリテン:青少年のための管弦楽入門

これは、元々1993年にファンハウスより発売されたCDです。録音は1992年2月14-15日 ボストン、シンフォニーホール (ナレーション録音は、1992年3月15, 18日、1993年3月9, 13日 スタジオ東急ファン)何と言っても、小澤さんが全編にわたりナレーションを担当しているのが今となっては貴重です。小澤さんほどともなると、これまでもたくさんテレビ番組で取り上げられ、その自由な発想と大らかな語り口には魅了されてきました。しかし、ことCDでそうした声を記録されたものとなると、おそらくこのCD以外にはないのではないでしょうか。若い頃からフランスものに定評があった小澤さんが長年コンビを組んだボストン響と吹き込んだ演奏が悪いわけがありません。ナレーション演出を、ウルトラセブンで名高い、実相寺昭雄さんが担当されているのもすごいですね。聴きながら、小澤さんの明るい姿がありありと目に浮かぶようで、本当にうれしくなるアルバムです。小澤さんは本当にわれわれの誇りですね。 プロコフィエフ:ピーターと狼/サン=サーンス:動物の謝肉祭&ブリテン:青少年のための管弦楽入門 関連情報




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