クロッカスクロークス

Headhunter

スペインのBaron Rojo、フランスのTrust同様、時代的にNew Wave Of British Heavy Metalに微かに便乗した感のあるバンドだが、デビューは70年代中期、既に地元スイスではそれなりに名の通ったバンドだった。1980年リリースの『Metal Rendez-Vous』でそれまでの縦乗り系から流れの良い音に多少のマイナー・チェンジを試み、見事成功。しかし、その後の『Hardware』と『Once Vice At A Time』はかなり地味で肩透かしを食ったが、今作は別物。タイトル曲は強烈なメタルで、有る意味同時代を生きたAccept辺りに通じる硬派は一発。ヴィデオにも成った"Screaming In The Night"はJudas Priestとためを張れる重厚な乗りを醸し出している。Krokusを聞くなら、先ず今作が最優先。名盤です。 Headhunter 関連情報

メタル・ランデヴー

ナマステ。ご案内させていただきます。７４年結成スイス産ユーロメタル集団。その昔はプログレっていたらしい。が売り上げを考えてメタルプロパーにサービス内容を方向転換。これがバンドにお金をもたらした。でこのアルバムは１９８０年もの。メジャーレーベル＝アリスタに移籍しての１枚目。ひとことでdescribeしてしまえばＢ級メタル。ではるがＡＣ／ＤＣ系列なオーソドックスなメタルを得意としている。また（６）の東京ナイツではアレンジに『レゲエサウンド』を取り入れており、聴いていると脱力感におそわれるのもこのアルバムの特色。なぜに東京＝レゲエ　なのか？？？？そのほかこのバンドの得意技＝『パワーバラード』もハードな楽曲の後に組み込む演出の憎さが痛い。またグラムメタルとでもいいたげな＝イエローモンキーみたいなやつだが＝も演奏スタイルとしてやっている（７）のレディーダブルディーラー。以上のような楽曲を演奏しているのだが。いかんせん楽曲のレベルはいまひとつ。せっかく演奏の水準は高いのだから。ソングライティング方面にもう少し力を入れてほしかった。印象に残るものが少なすぎ。既存のバンドに対して極めて類型的なサウンドを出しているという事実が痛い。ボーカルの声がかなりいっぱいいっぱいなのね。こういう場合は音のニップルエンハンサー出動でしょうかね。（４点）メタル・ランデヴー関連情報

Original Album Classics

KROKUS全盛期の作品３枚を１つにしたお買い得な商品です。それぞれのアルバムが当時のLPデザインの紙ジャケ・スリーヴに入っていてLP世代には懐かしさをかもし出してくれて嬉しいです。特別な音源が追加されている訳でもないですが純粋に当時のKROKUSの作品を聴きたい／集めたいという方にはおすすめです。３枚のアルバムがこの値段で手に入るのは嬉しい限りです。このシリーズで他のアルバムも出してほしいです。 Original Album Classics 関連情報

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